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最強のビニール傘はセブン製品だった!

急に降り始めた雨に負け、つい買ってしまうビニール傘。飛び込み先のコンビニによって、勝ち負けはあるのだろうか? 大手コンビニ5店から買い集めたビニール傘を、服飾ライターの倉野路凡氏とともに検証した。
ビニ傘

梅雨を制するビニ傘はこれだ!

 まずは耐久性を左右する骨の素材と構造を確認。構造は「どれも同じ工場製?」と首をひねってしまうほど、ほぼ同じ。材質も大半がスチールだったが、セブン-イレブンだけは親骨の一部にグラスファイバーを使用していた。 「しなりが効いて耐久性も強いので、台風にも耐えうるでしょう。使い捨てと言わず、長く使えるはず」  ビニール傘にデザインを求める人は少数だろうが、この点でもセブン製品は高評価。ハンドルや石突(先端)のラインがシュッとしている。デザインについては、角ばったハンドルが個性的なマツキヨ製品も捨てがたい。  しかし何より、編集部と倉野氏を唸らせたのは、セブン製品の隋所に見られる細やかなものづくり精神。 「<長さ>の表示はローソンが70cmで1位ですが、濡れにくさの目安となる<ビニール部分の深さ>はセブン製品がトップ。骨とビニールがズレないよう繋がれているのもセブン製品だけ。この価格でこの完成度は見事です!」  セブン傘の特長は下記の通り。 ●骨がズレない工夫 骨がテープで固定されており、ズレにくい ●骨がグラスファイバー よくしなり、強度にも優れたグラスファイバー製 ●APOの文字が目印 「APO」とは柄の材質の表記であり、ブランドではない。APO表記のある傘はスーパーなどでも売られているが、本記事で紹介している傘は、セブン-イレブンだけで売られているもの  ビニール傘のみならず、商品のトレンドやサービスなど「日常」にも「勝ち/負け」が存在する。週刊SPA!6月19日発売号では、ほかにもスマホの料金プランからチェーン店のアイスコーヒーまでジャンル別の新基準を紹介している。目指せ勝ち組! <取材・文/古澤誠一郎>
週刊SPA!6/26号(6/19発売)

表紙の人/忽那汐里

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