「折りたたみ傘に染みついた生乾き臭」どう落とす?湿気があっても“乾きやすい”効率的な方法を聞く
梅雨の時期、コンパクトで持ち歩きしやすい折りたたみ傘を使う人も多いはず。そんな時に気になるのが、繊維の奥底に染みついたカビ臭さや生乾き臭。
Wpc.(株式会社ワールドパーティー)」の執行役員(営業本部長COO/Wpc.事業部長)である角谷圭一朗さんに折りたたみ傘のお手入れについて聞いてみた。
――折りたたみ傘のかび臭さ・生乾き臭の原因は?
角谷圭一朗(以下、角谷):「生乾きでの放置」が最も大きな原因です。衣類や靴も生乾きが原因で臭ってしまう経験が誰しもあると思います。同様に傘も生乾きのまま放置してしまうと、カビや菌が傘に付着した不純物(空気中のほこりや手垢、雨の中の汚れなど)を栄養分に繁殖し、臭いのもととなります。特に折り畳み傘は、使用後十分に乾かさないまま傘袋に収納することが多いので、臭くなることが多いですね。
ちなみに一般的な傘は化学繊維(ポリエステルやナイロン)でできているので臭くなりにくいですが、綿や麻などの日傘は臭くなりやすい特徴があります。
――どうしたら、嫌な臭いが消えるのでしょうか?
角谷:軽い臭いの場合は、以下の手順である程度取れる場合が多いです。
①バスルームや庭で傘を広げる。
②ぬるま湯で薄めた中性洗剤(おしゃれ着洗い洗剤、食器洗い洗剤)を溶く。
③スポンジに洗浄液を含ませる。
④傘を優しく撫でるように洗っていく。
⑤洗い終わったらシャワーで全体を流す。
⑥タオルで表面の水を軽くふき取る。
⑦日陰で傘を開いて十分に乾かす。
角谷:キツイ臭いの場合はスポンジで撫でる程度では取れません。つけおき洗いが有効でしょう。ただし、漂白剤だと色落ちするので要注意! 重曹を使うと色落ちもせずに、臭いもきれいに取れます。
①バスルームにぬるま湯を溜める。
②ぬるま湯で薄めた重曹を溶く。
③閉じた状態の傘をぬるま湯につける。
④1~2時間程度つけおき洗い。
⑤洗い終わったらシャワーで重曹を洗い流す。
⑥タオルで表面の水を軽くふき取る。
⑦日陰で傘を開いて十分に乾かす。
上記の方法でも取れない場合は、数は少ないですが傘を扱ってくれるクリーニング屋さんがあるので、持ち込んできれいにしてもらいましょう。
臭くなる前にどのような対策をすべきか、臭くなったらどのように対処すればいいのか。「新たな可能性を生み出す」をスローガンに2004年に誕生した、国内売上げTOPを誇る傘ブランド「
折りたたみ傘のかび臭さの原因
嫌な臭いを自宅で洗い落とすには
医療従事者として都内総合病院に勤務していたが、もともと興味のあったWebライティング業界に思い切って転身。大手メディアと業務委託契約を結び、時事ネタ・取材をメインに記事を執筆。中には450万PVを達成した記事も。ちなみに国内外問わず旅行が趣味で、アメリカ・オーストラリアで生活をした経験もあるバイリンガル。現在、海外移住計画中
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