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経費未払いで告訴。社長を追い詰めろ!

実例 犯罪を起こしたサラリーマンはどうなる?
【横領】経費未払いで告訴。社長を追い詰めろ!

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「絶対、ヤツを刑務所に入れたい」

と意気込むのはファッション系ライターの春山孝太郎さん(仮名・28歳)だ。「ヤツ」とは都内の広告代理店に勤務していたE氏(37歳)。2年前、E氏からファッション誌の仕事を依頼されて制作した春山さんだったが、報酬はすべて未払い。さらに諸経費を請求してもダンマリを決め込まれ、「仕事をしたのに、数百万の負債だけが残った」という。

 その後、弁護士に相談した春山さんだったが、調査を進めると思わぬ事実が発覚した。

不払いだけでなく、自分の会社で横領も行っていたようです。下請けの制作会社と結託し、自分の会社に水増し請求をさせ、その後、社内でその請求を通して、キックバックを受けていたらしくて」

 長年の横領や不払いで詐取した総額は、なんと約2億円! そのすべてがE氏のポケットマネーとなり、使い込みで消えていた。

「住居は高級マンション。夜は毎晩キャバクラで派手に遊んでたりと、異様にバブリーなヤツでしたが、そこまでとは……」

 結果、自分の会社からも訴えられることになったE氏。しかも、春山さんらは現在、民事でなく刑事訴訟を準備中だという。

「ヤツは独立して会社をつくり、今もしぶとく生きている。カネを取り戻すのが難しいなら、ブタ箱にブチ込みます!」

 横領は社内で処理され刑事事件に発展することは少ないが、外部の人間の恨みは警察を動かすか!?

「横領」の世代別検挙人員(2008年)
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(注)
本特集のデータは警察庁発表の「平成20年の犯罪」を基に、一部「平成21年の犯罪情勢」の最新データを加え、SPA!編集部が年齢区分を世代別に変更して作成した

イラスト/清野とおる
― 30代は[逮捕]の危険年齢【5】 ―

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