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勢のいい体質づくりには日常の過ごし方が肝要!

姿勢のいい体質づくりには日常の過ごし方が肝要!

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 さらにここでは姿勢の悪さで人生を台無しにしないために気をつけたいポイントをお三方に伺った。

運動を始めてからむしろ凝るようになったのですが?

「プロのスポーツ選手は、運動の前後に必ずストレッチしますが、趣味だと終わった後を疎かにしてしまう。筋肉が固まった状態で冷やしてしまうと、凝りが残ってしまう。使った筋肉はよく伸ばすように心がけてください」(山崎氏)

 終わってすぐの一杯は捨てがたいが、翌日以降の体調を左右するなら、クールダウンをしてからもやむなしか。さらに種目によっては注意が必要な点も。

「野球やテニスなどは基本的に動きが左右対称じゃないからバランスを崩しやすいんですよ。プロだと利き腕とは逆のスイングをして調整します。タオルでもいいからいつもとは逆側に振る運動も行いましょう」(同)

歪み改善のため職場環境で気をつけることって?

「パソコンを操作する際は肩が前にいかないようにキーボードの位置には気をつけましょう。それと椅子が高いと画面を見下ろしてしまい、背中が曲がってしまいます。あと、ノートパソコンは体全体が縮こまってしまい、自然と猫背になるので特に要注意です」(山崎氏)

 職場の椅子を下げ、キーボードは手前に配置。これだけで職場の基本姿勢が一気に改善されそうだ。

「ずっと同じ格好でいる『拘束姿勢』は絶対にNG。細かく体を動かす習慣が必要です」(伊藤氏)

肩や腰が痛むときにたたくのや揉むのってどうなの?

「やめるべきですね」(武田氏)

 ついついやりがちなクセだが、なんとその場しのぎはおろか「たたき」にはマイナス効果も……。
「筋肉を壊してしまいますので、痛みを感じたら丁寧に伸ばすようにしましょう。小さな子にやってもらう肩たたきも結局重要なのは、科学的な効果じゃなくてコミュニケーションですよね」(同)

 なんと心温まる光景までピシャリ。しかし肩凝り改善のために根拠のある行動が何より重要だ。

「マッサージは体表面から圧を加えるので、外側の筋肉からほぐれるけれど芯はほぐれにくい。ストレッチは中も外も一緒に伸ばされるので一番いいです」(山崎氏)

ビシッと男らしく見える歩き方ってあるの?

「あごを引き、踵から接地するようにしましょう。踵から歩けば、自然と上体が起き、歩幅も大きくなります。手を振ることも重要。振らないと骨盤だけが過剰に回ってしまう。足と逆側の手を振ることで安定します」(伊藤氏)

 歩くたびに骨盤を曲げてしまっていては体が歪まないはずがない。

「足全部を床にちゃんと着けることが大切。どっちかが浮いてたりすると、それが悪いクセになってしまいます。足の親指の付け根にぐっと力を入れると、お尻が締まって、お腹にも力が入ります。両足の親指の付け根を突き刺すイメージですね」(武田氏)

まだ痛みとかはないし、大げさだと思うのですが?

「本当に悪化すると自力ではもう戻らなくなります。手術で治すとものすごいダメージが体に残る。お金もリハビリ期間もかかる。手術はゴールでも逃げ道でもありません」(伊藤氏)

 少しでも歪みがあるなら、四の五の言わず、まずは実践すべし!

取材・文/昌谷大介 加藤カジカ 江口裕人(本誌)
イラスト/まるやまともや

伊藤和磨氏
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パーソナルトレーニングジム「Maro’s」代表。気鋭の姿勢矯正のプロとして、姿勢関連の著書多数。ジムは数か月先まで予約で埋まっている

山崎一夫氏
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UWF、新日本プロレスで活躍した元プロレスラー。現在は、山崎バランス治療院院長として整体治療を行いながら、司会や解説者などタレント活動も行っている。近況はmixiにて!

武田まり子氏
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“魅せる姿勢づくり”を提唱した「style URBAN」を主宰する姿勢コンサルタント。姿勢に関するセミナーや企業研修も行う。HPはhttp://styleurban.com

― [姿勢の悪さ]は人生を台無しにする!【8】 ―

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