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ママ友同士の壮絶バトル 被害者は学校の先生

― ドラマより怖い![ママ友地獄]の阿鼻叫喚【6】 ― 【ママ友地獄被害報告 2】 先生だってツライよ! 先生だって辛いよママ友の壮絶なバトルを誰よりも間近に見ているのが、学校の先生たちだ。さらに運が悪いと、ママ友地獄の被害をこうむることも。実際に、ママ友地獄を目の当たりにした経験がある神奈川県の小学校教師・藤川誠さん(仮名・31歳)は語る。 「女が集まると、どうしてもヒエラルキーが生まれる。児童のお母さん同士の集団でも、常に仕切りたがるボス猿的存在がいて……」  以前、彼女が受け持ったクラスでは、クラスメイトによる1人の女の子へのいじめがあったとか。悪口を言うという些細なものではあったが、藤川さんが何度いじめっ子たちを注意しても、改善されない。いじめられていた生徒は性格も良い平凡な子だったので、なぜその子がいじめに遭っているのか、ずっと疑問だったという。 「ところが、以前私のクラスの児童を担任したことがある別の先生と話しているときに、そのボス猿的なお母さんが原因だということがわかって。彼女が『あの親、気に食わない』『あそこの母親は派手すぎる』などと言うと、その取り巻きが賛同。自分の子供たちに『あの家はお母さんがだらしない』『あの子は育ちが悪い』などと吹き込むらしくて」  さらに、ボス猿や取り巻き連中の子供が誰かの家に遊びにいく際には「家の中はどうだった?」「○○さんのお父さんは、お仕事何やってるの?」「収入はいかほど?」と執拗に質問。家の経済状況や親の職業などを子供経由で仕入れては、スケープゴート探しの材料にしているそうだ。 「それを聞いて、ゾッとしました。子供は『親の言うことは絶対』だと考えるので、教師がいくら子供たちを注意しても、家庭でそんなことを教え込まれたら、いじめを止めるのは難しい。いじめのなかには、こういった『親発信型のいじめ』も多く含まれているんじゃないでしょうか……」
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