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ショートケーキの“ショート”って何だ!?

ふだん何気なく使っているカタカナ語。でも、実は間違った意味で使ってたり、本来の意味を知らなかったりすることも多いのでは?そこで、いろんなカタカナ語の意味や語源をギャル、サラリーマン&OL、お年寄りに街頭取材。さて、どんな勘違いが飛び出すか!? [食べ物]編 (1) ◆ショートケーキ
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ダントツで多かったのが「小さいケーキ」(18歳・女・高校生)、「小さく切り分けてあるケーキ」(67歳・女)。ほかにも勘違いは続出で、「短いケーキ。最初に作った人が本当はもっと長く作りたかったけど、失敗して短くなったことが由来」(19歳・女・アパレル)は、素晴らしい想像力。もっとすごいのが「ショートってサッカーとかでボールを蹴ること? サッカーとケーキは関係ないけど、力強い大きなケーキってことかな」(68歳・男)。「シュート」と間違えたんだろうが、強引に結びつけたねえ。 正解は「イギリスのショートブレッドと同じく『サクッとした』って意味」(31歳・女・CA)。何でも「アメリカでショートケーキというと、スポンジではなくビスケット生地のケーキが出てきます」とか。さすがCA、よくご存じで。 ◆ウインナーコーヒー 砂糖を入れた濃いコーヒーに泡立てた生クリームを浮かせた、ウイーン風コーヒー。正解したうえで「でも、ウイーンでは見ないですよ。日本でいうウインナーコーヒーって、英語だとカフェ・コンパンナですよね」(36歳・男・旅行)なんて豆知識を披露してくれた人もいたが、ギャルやお年寄りではウインナーソーセージを連想した人多数。「ウインナー型のクリームが乗ってるから」(61歳・女)はともかく、「原材料がウインナーと同じコーヒー。豚のダシ汁的な」(22歳・キャバ嬢)はどんな味がするんだか……。ほかに多かったのは「勝利者(winner)のコーヒーって意味」(19歳・女・大学生)。勝利の美酒ならぬコーヒーじゃ、盛り上がらなさそうだけどね。 ◆タラモサラダタラコとおイモのサラダの略」(25歳・女・通信)や「タラコとモッツァレラチーズ」(19歳・女・アパレル)のように、タラコと何かの略と答えた人が多かったが、「タラコがモサいサラダ」(19歳・女・短大生)はおいしくなさそう。65歳の男性からは「魚のタラとモズクの和風サラダ」ってな意見が。料理としてはアリだろうけどね。 「イタリアかどこかのタラーモ地方の郷土料理が原点のサラダ」と、ドヤ顔で断言したのは41歳の金融業の男性。ハイ、残念。正解は「ギリシャ語で魚の卵をタラモという」(37歳・男・医薬)。間違っても「サザエさんのタラちゃんが好きなサラダ」(18歳・女・フリーター)じゃないですからねー。 ◆パンケーキ ギャルたちは「パンみたいなケーキだから」(19歳・大学生)と予想どおりの回答多数。一方、ほとんどの人が正解だったのがサラリーマン&OL。「フライパンで作ったケーキという意味。これはいい大人なら間違っちゃ恥ずかしい問題」(34歳・女・通信)とまで言われたが、”いい大人”であるはずのお年寄りは「パンとケーキの間の柔らかさだから」(61歳・女)や「パンッと目が覚めたようにおいしいって意味」(68歳・女)など、勘違いだらけ。そもそもパンケーキ自体何だかわからない人も。「コッペパンみたいなのにクリームが乗ってるお菓子のこと」(67歳・男)、「クリームパンのことをオシャレに言うとパンケーキ」(70歳・男)って、なぜクリームパン限定!? イラスト/坂川りえ ― カタカナ語(恥)勘違い辞典【1】 ―
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