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石原まこちん『ファミレスでの裏メニューはお店との戦いの成果です(笑)』

深夜のファミレスを舞台に、男3人がだらだらとひたすらゆるい会話を繰り広げる漫画『THE3名様』を代表作に持つ石原まこちん氏は、本人もかなりのファミレスマニア。ニート時代はもちろん、漫画家として多忙な日々を送る現在でも、ほぼ毎日ファミレスに通っているという。そんな石原氏が独自に開発した裏メニューとは? 「ドリンクバーでコーラ6割・カルピス4割の比率で混ぜる通称『パーティードリンク』。泥水みたいな色になるんですけど、飲めばまぁ普通においしいです。でも実は最大の見せ場は2時間後。ずっと放置しておくと……何と無色透明になるんですよ!」  手品みたいで女子ウケは◎とも語るが、本人が実際に試したことはまだないそうだ。 「茶葉を入れられるドリンクバーであれば『コレラドリンク』もできます。いろいろな種類がありますんで、全種少量ずつ取ってミックス。すごい渋くて濃い、不気味な味になりますね。おなかを壊したのでおすすめはできませんが」  デニーズを訪れた際には、「オニオングラタンスープ」。 「具がなくなってもパンを追加注文してスープに沈めれば、それで”替え玉”になりますから。長く浸けすぎると、パンがスープをたくさん吸ってしまうので、粘れなくなってしまいますよ」 “粘れなくなる”とは一体? 「ファミレスを”食べる場所”と勘違いしてる方が多いですが、僕にとってあそこは”だべる場所”。だから重要なのはいかに安くで、どれだけ長居できるかなんです」  石原氏は某ラジオ番組で、優木まおみさんと”食べるvsだべる”で論争を起こした過去もあるそうで相当こだわりがあるご様子。 「以前はごはん+味噌汁+漬物の”和風セット”がそれのみで注文できたので、長居するためにケチャップを付けてもらって、チキンライス風にして食べたのは序の口。レジ横のお菓子やオモチャを売るコーナーで、梅味のタブレット『スッパイマン』を買って、お茶をかけたごはんにのせてお茶漬け風にして食べたこともありました」  もしアラレも入手できれば完成度がより高まったのに……と本気で悔しがる石原氏。最後に、今後のファミレス界への期待を伺った。 「発展よりも現状維持を切に願います。”エロの飽食化”が叫ばれて久しいですけど、今のファミレスも同様で恵まれすぎています。昔は氷が溶けた残り水にガムシロップとレモン汁のポーションを入れて粘ったりしたものですが、ドリンクバーの登場でそんな工夫は一切必要なくなっちゃいましたしね。長居するために店員とせめぎ合うこともなくなって張り合いがない。ですからあんまり頑張りすぎず、僕みたいな人間が”遊べる”余地も残しておいてください」
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「パーティードリンク」。またの名を「コーピス」ともいう。 2時間放置すると、無色透明部分と毒々しい色の部分に分離
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コロンブスの卵的な発想で、レジ横の販売コーナーで食材を調達。 店で買ったものなので堂々と食すことができることに着目した石原まこちん氏
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漫画家。代表作『THE3名様』の新作が『電撃コミックジャパン』にて連載開始。本誌連載をまとめた電子書籍版『』も好評発売中 取材・文/昌谷大介 加藤カジカ 藤村はるな 吉岡 俊 江口裕人(本誌) 撮影/山田耕司(本誌) ― チェーン店の(裏)メニューガイド【9】 ―
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