涼しい秋こそ体臭が発生!予防のコツは?
そろりそろりと秋の足音が聞こえ始めた昨今。汗まみれな日々から解放されて、ようやく体臭問題から解放されると喜んでいる方も多いと思う。だが、これからの“ちょっと涼しい”時期こそ、体臭問題に気を遣わなければならないことは、あまり知られていない。
体臭問題は大きく分けて3つに分類される。
【1】汗やわきが、加齢臭によるもの
【2】洗濯の生乾きによる悪臭
【3】思い込みによるもの
体臭に詳しい、ある医師によれば、「実は体臭についての問題は、本人の思い込みによるものが大半です。自分で自分を臭いと思い込む精神的な要因が実は最も多い。現代病ですね。加齢臭なんてよく言いますが、本当の加齢臭は50代からの話。30代で加齢臭が出ることなんてほとんどない。わきがに至っては、もう病気なので病院に行くほかありません。対処できるのは汗と生乾きによる異臭です」とのこと。
◆くさ~い体臭のメカニズムを知る
鼻をつく体臭がなぜ生まれるか? まずはそのメカニズムを理解しなければ、体臭問題はなかなか解決しない。体臭の元となるのは、ずばり雑菌の繁殖である。流れとしては、おおまかに書くとこのような感じだ。
汗をかく→皮膚や服が濡れる→雑菌が繁殖→匂いを放つ
このため、最も重要となるのは汗を拭くことである。だが、問題は雑菌が繁殖する際の条件である。高温で汗が乾いてしまえば、雑菌の繁殖は抑えられるのだが、中途半端に乾ききらないと雑菌が繁殖しやすくなり悪臭を放つこととなる。
秋口はちょっと動けば汗をかくという気候条件ゆえに、夏と違って服を濡らした汗が乾きにくい。そのため、意外と夏場よりも雑菌が繁殖しやすいケースが多々あるのだ。
これは洗濯物の生乾きにも同様のことが言える。洗濯物の生乾き臭は乾燥がうまくいかず、雑菌が繁殖して悪臭を放つ。そのため、夏場よりも乾きにくい秋口は、生乾き臭が発生しやすい季節なのだ。
正しい洗濯方法は、洗って風通しのよい場所で日に当てて乾かすだけなのであるが、日夜仕事に飲みにと忙しい会社員にとってはこれはなかなか難しい。雨が続けば部屋干しせざるを得ず、生乾きの連鎖に陥ることもあるだろう。だが、忙しいサラリーマンでもちょっとした工夫で、部屋干しでも生乾きを防ぐ方法があるので伝授したい。
⇒【後編】へ続く https://nikkan-spa.jp/283655
<文/テポドン(本誌)>
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