スポーツ

【日刊ダルビッシュ】今季ラス投に地元大熱狂!

地区優勝までマジック「3」のテキサス・レンジャーズ。昨日は珍しい豪雨に見舞われて、4時間待ったもののゲームは中止に。今日は球団史上初のホームでのダブルヘッダー開催。そしてその初戦のマウンドを託されたのが、ダルビッシュ有だった。 ◆【9月30日】ダルビッシュ今季ラスト登板に地元は大フィーバー!
ダルビッシュ

「BIG YU」の周りには多くのファンが詰めかけ、記念写真を撮っていく

 今季のホームファイナル7連戦に特派員を送り込んだ日刊SPA!。7日目にして今日の先発はついにダルビッシュだ! 試合前のアナウンスでダルビッシュの名前がコールされると、場内からは割れんばかりの大歓声。まずはダルビッシュが今日、無事にマウンドに上がったことに、多くのファンが安堵したことだろう。(※昨日の様子はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/302654)  今日のダルビッシュ、本調子ではないものの先発投手としての仕事は充分に果たした。7回途中まで9安打を許すも3失点に抑える力投で、リードを保ったまま降板した。このままレギュラーシーズン最終登板を有終の美で飾れるかと思われたが、9回2死から守護神ネイサンが逆転打を浴び、チームはまさかの敗戦。  これでレンジャーズのホームでの地区優勝はなくなってしまったーー。  ダブルヘッダーの試合間のレンジャーズクラブハウスには、重苦しい雰囲気が漂っていた。
ナポリ

本誌7/10・17号「今週の顔」でもご登場、2HR6打点と大爆発した今日のヒーロー、ナポリ

 続く2試合目も、初回から4点を先制される嫌な流れの立ち上がり。しかしここで奮起したのが、最近まったく元気のなかった打撃陣。シーズン序盤にはダルビッシュと頻繁にバッテリーを組んだナポリが、キャリア10度目となるマルチ本塁打を放つ6打点の活躍で、今度はお返しとばかり逆転勝ち。快進撃が止まらないアスレチックスは今日も勝ったため、優勝マジックは一つ減って「2」。いよいよ明日から、アスレチックス敵地へ乗り込んで、シーズン最後の3連戦で決着がつく。  さて、ようやくお目にかかれたダルビッシュだが、一度先発を回避した後の登板とあり、エンジン全開というわけではなかった。1試合で許した安打9本というのは今季2番目に多い。7回2アウトまでこぎつけながら、抑えきれずにイニング途中での降板になったことに、非常に悔しそうな表情を見せていたのが印象的だった。  それでも今日のスタンドは、日曜日のホーム最終戦、そして久々のダルビッシュ先発試合とあって、この1週間でも一番の盛り上がりだった。日本人と思しきファンの数も、前日までとは比較にならない多さ。SPA!特派員のように、ダルビッシュの最終登板を見届けようと日本から訪れたファンも多かっただろう。  そんな中、試合前に特派員がコンコースを歩いていると、どこかで見覚えのあるボードが……。そう、レンジャーズ戦のTV中継でもよく見る、ダルビッシュの顔が大きくくり抜かれたあのボード。ダラス在住の日本人の方々を中心とした「ダラスダルビッシュファンクラブ」の皆さんによる、ダルビッシュ今季最後の登板を記念した写真撮影会に出くわしたのだ。  恐縮ながら特派員も、この写真撮影に急遽参加させていただいた。日本から来たことを伝えると、皆さん大歓迎して下さり、何故か自分が写真の真ん中に入ることに。躊躇しながらも、あのビック・ダルビッシュを両手で抱えながら写真を撮っていただいた。  このダルビッシュの顔のボード、実は現地では「BIG YU」と呼ばれ、ちょっとした名物となっている。今日も写真撮影中、通りすがるファンの多くが声をかけて来て、中には「俺も撮らせてくれ」と「BIG YU」とのツーショットを志願するファンも。ダルビッシュ有のみならず、「BIG YU」も地元では大人気だ。  ファンクラブのメンバーには、今季のダルビッシュ登板試合はほぼ全試合観戦したという猛者もいた。また、手作りの「ファンクラブカード」や「うちわ」などもあり、その応援には熱が入っている。また、先日ダラスで行われた「日米草の根交流サミット」の一環で、日本の中学生がレンジャーズの試合に招待されたが、その際に率先してボランティアをされていたのもファンクラブの皆さんだという。  先日は金髪美女100人に「ダルビッシュはイケメンか?!」と聞き回る(https://nikkan-spa.jp/302257)など、ローカルファンとの交流を深めてきた特派員だが、テキサス在住の日本人の方々と交流することでも新たな発見をすることができた。ダラスはアメリカでも西海岸などに比べ日本人があまり多い地域ではないが、ダルビッシュ移籍をキッカケに、こうして現地の日本人たちの間に新たな繋がりが生まれたのだ!  そして皆さん、何より日本からの旅行者を大変親切に歓迎して下さる。つい先週も、日本から来られた方と一緒に観戦されたそうだ。テキサスに行く際には是非、ファンクラブの皆さんに一声かけてみると良いだろう。  さて、残念ながらホームで優勝を決めることができなかったレンジャーズ。しかし「明日こそは!」と信じて特派員は、もう1日だけアメリカ滞在を決め込み、急遽「日刊ダルビッシュ」を延長戦に持ち込むことを決めた。何が何でも明日は勝ってもらい、心置きなく江戸に帰らせて欲しい!! <取材・文/日刊SPA!テキサス臨時支局&NANO編集部> 海外サッカーやメジャーリーグのみならず、自転車やテニス、はたまたマラソン大会まで、国内外のスポーツマーケティングに幅広く精通しているクリエイティブ集団。「日刊SPA!」ではメジャー(MLB)・プロ野球(NPB)に関するコラム・速報記事を担当。今回はテキサスレンジャーズに密着。地区優勝まで現地から精力的にリポートします!
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