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【日刊ダルビッシュ】球団史上初のビックゲームで先発へ

 地区優勝までのマジック「3」。予想外の足踏みで、地元テキサスでの優勝決定&シャンパンファイトに黄色信号が灯ったレンジャーズ。必勝の今日だったが、まさかのハプニングに見舞われる1日となった…。

◆【9月29日】地元でのシャンパンファイトに黄信号

 テキサス滞在6日目。今日のアーリントンは、かなり激しい雨が降り続けた。地元住民に聞いても「こんな大雨は滅多にない」という悪天候に見舞われ、「テキサスは暑い!」という勝手な先入観でジャケットはおろか、薄手のシャツすら持ち合せていない特派員は想定外の寒さに震えていた。「ダルビッシュはイケメンか!?」アンケートは昨日のうちにやっておいて本当に良かった……。(※詳細はこちら⇒http://nikkan-spa.jp/302257

ダルビッシュ

記者席からグラウンドを臨む。中止の報にため息があちらこちらで聞こえた

 15時5分に開始予定だった今日のゲームは、悪天候のためプレイボールは見合わせに。グラウンドはシートで覆われ、天気の回復を待ったが、雨は強まるばかり。結局、試合開始時刻から4時間が経過した19時過ぎ、ようやく試合中止が決定。

 これにより、明日はテキサス・レンジャーズ球団史上初となる、ホームでのダブルヘッダーが開催される運びとなったのだ。

 中止決定までの約4時間、大半のファンは場内で待ち続けていた。数少ない雨に濡れない席に居座りバックスクリーンで中継されたアスレチックス戦を眺める人や、コンコースに座り続ける人。また場内に複数あるグッズショップは、時間を持て余すファンを相手にどこも大繁盛だった。

 プレスボックスにいるおよそ60名の記者達の大半は、球団の発表を待っている間、マジック対象チームである2位アスレチックスの一戦をテレビ観戦していた。試合は終盤までリードを許していたアスレチックスが驚異的な粘りで9回裏に同点に追いつき、10回裏にサヨナラ勝ち。

 この瞬間、記者達の間で「ワオ!」「オーマイガッ!」「f●●k!」といった声が一斉に飛び交った。アスレチックスの勝利により、明日レンジャーズが地元で優勝を決めるのが非常に厳しくなってしまった。

 程なく午後7時、ようやく球団広報から「今日のゲームは中止。明日はダブルヘッダー」のアナウンスが流れると、各記者はすぐさま速報を配信し、クラブハウスへ向かった。今日はワシントン監督のインタビューのみが行われ、監督は「デイゲームに合わせて調整してきたから」と、ダルビッシュが明日のダブルヘッダー第1戦に先発することを明言した。

 M3のレンジャーズが明日、地元で優勝を決めるためには、ダブルヘッダーで連勝し、かつアスレチックスの敗戦が条件となる。レンジャーズがひとつでも敗れたり、アスレチックスが勝利した場合、地区優勝の行方は、翌日からはじまるオークランドでの最終3連戦に持ち越される。

 状況は、俄然レンジャーズ有利に変わりはないが、今日の劇的勝利など見るに、やはりアスレチックスは怖い存在だ。レンジャーズは何としても、敵地に乗り込む前に決着を付けたいところ。

 そして気になるのが、私自身の処遇…。4時間待ちの挙句に中止になった疲れと、テキサスで史上初のダブルヘッダーに出くわすという幸運を手にした嬉しさが入り交じり、複雑な心境である一方で、「レンジャーズの優勝を見届ける!」と豪語して渡米した日刊SPA!特派員!としては、堪ったものではない。

 明日優勝を決めるために、まずは第1戦でダルビッシュに圧倒的なピッチングをしてもらい、チームに勢いをつけてもらおうではないか!GAMBARE DARVISH!

<取材・文/日刊SPA!テキサス臨時支局&NANO編集部
海外サッカーやメジャーリーグのみならず、自転車やテニス、はたまたマラソン大会まで、国内外のスポーツマーケティングに幅広く精通しているクリエイティ ブ集団。「日刊SPA!」ではメジャー(MLB)・プロ野球(NPB)に関するコラム・速報記事を担当。今回はテキサスレンジャーズに密着。地区優勝まで 現地から精力的にリポートします!

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