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仲良しと言われると否定したくなる[男子会]の不思議

Q. その集まりって、「男子会」ですか?

A. 男子会です!
仲良し…と言われると否定したくなる。ネタを仕込む会かな


加藤祐介さん(仮名・32歳)

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 定番コースはプロ野球のナイター観戦の後、焼き肉屋でしこたま食い、ファミレスに移動しドリンクバーのオーダーだけで始発までだらだらとおしゃべり。加藤祐介さんは、この、いつもの5人との集まりを「間違いなく、男子会!」と断言する。

「前の職場の外注業者同士で、年齢は29~42歳とバラバラなんですけど、話が尽きないんですよ。酒も飲まないから、帰るときには、ウーロン茶の飲みすぎで吐き気がするほど(笑)。話題は『堂島ロール食った?』といったスイーツの話とか、占いの話とかですかねえ。たまに仕事の話になっても、『ちょっと重いね』って、話題を変える。まあ、一番盛り上がるのは、その日いない人の悪口ですけどね(笑)」

このほか、仲間の未婚者の家で野球のカードゲームをしたり、あえて、つまらないと評判のDVD観賞会を開いたりすることも。

「あと、毎年冬には温泉旅行に行くんですよ。新潟に行ったときは、昼間、水族館に行ってみんなでイルカショーを観て、夜は宿でお絵かき大会(笑)。誰が一番うまいかの勝負を朝までしたりして」

傍から見てくだらないことほど、当人たちは楽しいもの。こんな調子のため、奥さんと旅行に行っても、内心、「皆と来たらもっと楽しいのに」と思ってしまうのだという。

「結婚前、当時付き合っていた彼女にフラれたときは、夜中の1時から朝まで元気が出る歌をみんなが熱唱してくれました。皆、文句は言いながらも来てくれた」なんていい話もあって、相当の仲の良さを感じるのだが……。「いやいや、そう言われると気持ち悪い」と頑なに親密さを否定。

「実は各々の結婚式には誰一人呼んでいなかったり、いまだにそれぞれを”さん”づけで呼ぶ間柄。今はもう仕事の絡みはほとんどなくて、強いて言うなら……ネタを仕込むためのメンバーですかねえ」

最近は既婚者が増え、ちょっと集まりが悪くなっているという。「もっとバカしたいんだけど」と、少し寂しそうな加藤さんだった。

恒例の冬の温泉旅行で雪の中で大はしゃぎ。「夜は『あのコ、かわいいよね』なんて話をしたりして、修学旅行みたいなんですよね」

― [男子会ブーム]の謎に迫る【3】 ―

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