雑学

カツラ私用者にとってカツラは麻薬と 一緒!?

【薄毛の告白】
取材したなかで「カツラは麻薬と 一緒だ」と言う方もいましたね
『ぼくらはみんなハゲている』著者・藤田慎一さん

 男のハゲ問題に大胆に斬り込んだルポルタージュ『ぼくらはみんなハゲている』の著者・藤田慎一さん(37)が、自らのハゲを自覚したのは20代後半のときだった。

「薄い薄いというのは高校ぐらいから言われてましたけど、”自分は絶対ハゲねえ!”という根拠のない自信があったんです。でも、会社に入ってしばらくして、『あっ、これは!』という瞬間があって。それから、”ちょっとオレ、ハゲてんな”と思うようになりました」

育毛剤を試したりはしたものの、「目に見える効果がないと続かなくて」挫折。そうこうしているうちに、本業がTVのディレクターである藤田さんに「お前、ハゲだからハゲの番組やれ」との命令が。

「取材したなかで『カツラは麻薬と一緒だ』と言う方もいましたね。その方のカツラをかぶらせてもらったんですけど、自己像がすごく変わる。”あ、オレ結構イケてる”みたいな。そういう自分を周りに認められたら、そりゃ脱げなくなるわなーという気はしましたね」

藤田さん自身は、ハゲを自覚して以来、坊主頭で通している。

「坊主にする前、記念にパーマ当てたり茶髪にしたりしましたけどね(笑)。カツラは考えませんでしたが、今は外歩くときは帽子かぶってます。初対面の人とか街歩いてる人に『あの人、ハゲ』って思われたくない……というか、そう思われてるかもしれないと思っちゃう自分の心を封じ込めるため。まあ、過度に抗わず、悩みながら生きていこうかなと思います」

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同名番組をもとに追加取材を加えて書籍化(太田出版)。「ハゲゆく人々」の
心理とハゲ産業の実態、「なぜ人はハゲで悩むのか」という問いに迫る


― 人はなぜ[すぐバレるヅラ]をかぶるのか?【3】 ―




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