女は同性に妬まれるぐらいがいい
― 女子にバカ売れ[愛されマニュアル本]のスゴい中身【10】 ―
◆女に生まれたからには、女としての輝きを持つべき
「恋愛マニュアル」といえば、かつては男のための読み物という印象だが、実は女性向けのものでも近年ヒット作が急増。書店の女性向けエッセイの棚を見れば「プリンセス」「お姫様」「愛される」といった単語が溢れ、独特の雰囲気を醸している。そんな数ある愛され本の中でも、おかざきなな氏の『たった1秒で愛される女優メソッド』は、いわば実践系の最右翼。「女優メソッド」の所以は、「女優のように、自分を見せる(魅せる)意識と技術を持つ」ということと、「女優が演じるように、行動すれば感情は後からついてくる」ということ。セミナーでも「彼氏づくりは事務的作業。リストアップしてアポ取りをする過程にトキメキや楽しさを期待すると、作業は進まない」など、プラグマティックな方法論が飛び出した。
「参加する方の目的は『自信をつけたい』、これに尽きます。今の人たちは『正しい社会人にならないと』と思い込み、常識の枠にとらわれている。そんな正しさを捨てて、楽しさを選択すればいい。それが私にとっての究極の成功です。
でも、自分の『したい!』という気持ちに素直に従えばうまくいくはずなのに、踏み出せないまま。女であること、色気を出すことに蓋をしてしまっている女性があまりに多い。女に生まれたからには、女としての輝きを持つべきですし、それには男性目線を意識することが必要です。同性から妬まれたっていい。むしろ、妬まれる存在になってほしいくらい。妬みは憧れですから。
もう、皆さん、それなりの人生経験もあって、いろいろ勉強も努力もしてきている。今さら、『自信を持て』って言っても変わるのは難しいでしょ。だったら、勇気を出して外見を少し変えてみませんか?と。ミニスカをはき、メイクを変える。これまで男性から声もかけられたことのない人が、ナンパされたら、鏡を見て、『私、結構、かわいいのかな』とも思えるようになる。外見が変わると取り巻く出来事や現象が変わり、結局、一番欲しかった自信がついてくるんです」
愛され本の世界は男にはよくわからないけれど、女の人生も大変だということだけは、よくわかりました。
【おかざきなな氏】
「大人の色気セミナー」など各種講座を展開するCANBEスタープロダクション代表。元女優、有名タレントのプロデューサーの経歴を生かし、人気アイドルグループ等に「女優メソッド」を指南してきた。講座は10年間で1200回以上、受講生は1万人を突破。男性向けに女ゴコロを掴む「ダンディーメソッド」も
取材・文/愛されたい本研究隊 撮影/落合星文 イラスト/マキサオリ
『たった1秒で愛される女優メソッド』 「すべての男性で練習しましょ♪」 |
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