雑学

食通に噂の「チャーライ」を食べてみた!

料理屋の矜持は、一品入魂。「これがまずければ俺は腹を切る!」と大見えを切るのが正解だ。しかし、そんな店主の気負いをよそに、副業気分で出したサイドメニューが人気を博すケースは多々ある。メインに劣らぬサイドの美味を探ってみた!

【ラーメン屋でオムライス】ラーメン屋で見つけた珠玉のオムライス

チャーライ

チャーライには大、中、小とある。メインのラーメンは濃厚なとんこつベースだ

炒飯の上にトロトロ卵が乗った炒飯オムライスこと、略してチャーライ(570円)はラーメン極の看板メニューである。

「あんまり器用なことできませんよ(笑)」と店主が語る通り、味付けは塩コショウと、とにかくシンプルなのが特徴。三元豚と国産豚をブレンドした焼き豚の入った炒飯と半熟卵の滑らかな食感は、ここでしか味わえない仕上がりだ。みりんに生醤油、スルメなどで作った自家製ダレをかけると、よりいっそう引き締まった味に。加えて九条ネギ、キムチなどの野菜が食べ放題というのも嬉しいところだ。

◆らーめん 極
大阪府大阪市阿倍野区旭町1-1-26
電:06-6644-3849
営:11:00~24:00
休:無
天王寺駅から徒歩5分 チャーライ単品での注文もOK

【もつ鍋屋でチャーハン】優しく懐かしいチャーハンに出合える行列必至のモツ鍋屋

チャーハン

チャーハン(750円)のほかにも牛スジ煮込みも評判のサイドメニュー。もちろんモツ鍋も絶品だ

関東風の旨味たっぷりスープを吸い込んだぷりぷりのモツで多くのグルメ有名人をトリコにする、もつ鍋「みつる」。〆の麺類を食べて満腹なのに、常連たちはなお一様にチャーハンを頼む。

チャーハンというと、エビやカニなどの具材を入れて趣向を凝らす店も多いが、みつるは至ってシンプル。創業31年になる老舗店の開店当初からずっと変わらない味だ。ハム・卵・ネギといったオーソドックスな具材のみで勝負を続ける。刻んだナルトが優しい甘みをプラスするのが特徴だ。決してブレない硬派な姿勢に、舌の肥えた常連たちも惚れ込むのだろう。

行列の絶えない人気店のため、今まで予約は断っていたが、なかなか入れない団体客への配慮として、今年から予約受け付けも始めたそう。忘年会の予定はお早めに。

◆牛ホルモン鍋 みつる
東京都新宿区歌舞伎町2-30-13 高島ビル1F
電:03-3208-8868
営:平日17:00~翌1:00/土18:00~23:30
休:日・祝

【中華料理屋でカツ丼】食通も惚れ込んだ世界で一番旨いカツ丼

カツ丼

山本氏は坂本屋のカツ丼(750円)のファンだ。年に一度は直筆の色紙を置いていく

一見するとありふれた街の中華料理屋。ところが何かがおかしい。入ってくる客の注文は「カツ丼!」ばかり。それもそのはず、この坂本屋のカツ丼は料理評論家の山本益博氏をして、日本一旨いカツ丼と言わしめた一杯なのである。

「タレも先代が作ったもんだし、素材も作り方も普通なんだけどね。気をつけてるのは、揚げたてを早く出すことぐらいかな」

店主の川端さんはどこか照れながらも、カツ丼の作り方を教えてくれた。揚げたてを作りたてで出すという飾り気のない真摯な姿勢が、日本一旨いといわれるカツ丼の礎を支えているのだろう。

やや甘味の強いタレがカツの衣の油と相まってコクを出し、それが米にしみわたり究極の一杯が完成する。食べ進めると幸福感に包まれるも、減ってゆく丼の中身を見ると寂しくなってしまう。なんとも罪な一杯なのである。

◆坂本屋
東京都杉並区西荻北3-31-16
電:03-3399-4207
営:11:30〜15:00、17:00〜20:30
休:日、月
オムライスも人気メニューだ

― 人気店の[激旨サイドメニュー]大全【4】 ―




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