更新日:2013年01月12日 16:49
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【男の下半身ケア】流行の発信源はスポーツ選手とアッパーなビジネスマン

男の脱毛といえば「ヒゲ」や「胸毛」がメインだが、ここ最近ではVラインや陰部そのものの脱毛にまで着手する男性が増加している。5年前に男性専用サロンとしてオープンした「メンズ脱毛サロン麻布十番(MDSA)」では、全身の脱毛メニューを揃えるが、全利用者の実に8割以上が陰部の脱毛をチョイス。利用者数自体、年々増え続けているという。 ◆震源地はスポーツ選手とアッパーなビジネスマン サウナ そもそも、世の“意識の高い”男たちが陰部ケアに手を出すきっかけとは何だったのか。  流行の発信源の一つになっているのがサッカー選手だ。 「テレビを見ていたら、香川とか何人かのサッカー選手が『ドイツに来てから下の毛を剃っている』という話をしていて。前から陰毛が多いのが悩みだったので、『サッカー選手が剃ってるんなら……』と、思い切って剃っちゃいました」(24歳・学生) 『やべっちFC』でこの逸話を披露した香川真司は、ナインティナイン・矢部から“トゥルン香川”と命名され、ネットではそれが流行語に。一般の人に陰部の剃毛・脱毛という文化を広めるきっかけの一つとなった。  サッカー選手のなかには、メディアを通じてだけではなく、こんな草の根活動を行っている大物も。 「都内のサウナで某“キング”に遭遇したんですが、股間は見事にツルツル、サオの上のほうだけキレイな台形にカットしたヘアが残っていて、しかもかなり派手なカラーリングがされていた。これは素直にカッケー!と思いましたね」(29歳・生保)  一方、ドイツ系の金融会社に勤める田中薫さん(仮名・32歳)はこう語る。 「日本にいる外国人ビジネスマン、特にヨーロッパ人は、習慣的に体の細部までケアしています。それが身だしなみなんでしょうね。彼らはスパやサウナをよく利用し、裸の付き合いも多いので、そういう場所で陰部がボーボーだと露骨にイヤな顔をされることも。なので、外資系リーマンは、自分たちも可能な限り薄くしています」  そんな“外国ルール”が、日本のアッパーなビジネスマンの間では“オシャレ”として浸透中。やはりスパやサウナを好んで利用する彼らの間では、ナチュラリストの仲間に対して「お前、何ボーボーに生やしちゃってんだよ!」とストレートに啓蒙するシーンが散見されるという。  はたまた、H系サイトの物色中に「アンダーヘア」という検索ワードで脱毛サロンのサイトにたどり着き、興味を持ったという人も実はかなりいる……とはサロン経営者の証言。かくして、下半身コンシャスな男は今日も順調に増え続けているのである。 イラスト/スズキサトル ― 進化しすぎた[男女の下半身ケア]仰天事情【9】 ―
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