雑学

クリスマスは男の手料理で株価急上昇

 間もなくやって来るクリスマス。男どもは女のために一夜を演出しようと、気張った店を求めて奔走することとなる。もはやバブルではないのだが、意外とこの辺の感覚は未だに“ホイチョイ”的だったりするのである。

 だが、ここで美味い店、雰囲気のよい店に行ったからといって、情報が氾濫する今の世の中では「クリスマスに行った店」として記録には残るだろうが、記憶に残るのかは未知数である。

 ならば彼女のために記憶に残る演出を心がけるのは、ジェントルマンとしての使命ではなかろうか。そこで今回提案したいのは、ズバリ男の手料理である。遊覧飛行で夜景を見るようなイベント感満点の夜でもなく、ドンペリを空ける桃金色の夜でもない、ただただ心のこもった夜である。

◆オニオンスープグラタン

 オニオンスープグラタンと言えば、ファミレスからちょいと気取ったレストランまで、不動の人気を得ている一品である。だが、これを実際にフォンドヴォーから作ろうとしたら丸二日かかるわけです。さすがにそれは初心者にとってはいきなり8000m級の山を登らせるようなことです。なので、今回はもう少し低めの設定で、高尾山くらいの険しさを味わってもらいたいと思います。

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オニオンスープグラタン

舌が焼ける熱さ、焦げたチーズの香ばしさ、そしてコクのあるスープ。とにかく美味いんです、コレが

― 材料 ―
玉ねぎ 1個
バター 大さじ3
水 2カップ
白ワイン 1/2カップ
固形コンソメスープの素 1個
固形ブイヨン 1個
パン 適量
スライスチーズ 1枚
塩・コショウ 適量

1.タマネギをスライスにして、フライパンにバターを溶かして弱火で1時間炒める

2.玉ねぎが飴色になったら、強火にして白ワインとブイヨン、コンソメスープの素を入れる。

3.白ワインの香りがフワッと立ったら、水を入れて強火にして一煮立ちさせ、アクを丁寧に取り、塩、コショウで味を調える。

4.耐熱用の器に軽く焼いたパンを乗せ、スライスチーズを乗せる。スライスチーズは軽く器からはみ出るくらいがよい。

5.オーブンで7分ほど焼いてできあがり。

 コツというわけではないのですが、ひたすら玉ねぎを炒めることです。玉ねぎを1時間炒めることでたまらない甘みとコクが導き出せます。真心込めて炒めた玉ねぎは、きっと彼女の胸を焦がしてくれるはずです。あとは器からはみ出たチーズがいい感じに焦げ目を作り、空腹感を刺激。彼女は一口食べて口の中の熱さと胸の高鳴りを覚えるはずです。

◆分厚い肉を焼く

 分厚い肉を焼く作業は、時間と根気が必要ですが特に難しい技術は必要ありません。まぁ、本当は必要なんでしょうけど、相手が美味しんぼの山岡級の舌でもなければ、そうは文句は出ません。それどころか感動を覚えて胸アツになるはずです。

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ステーキ

フライパンで焼こうと思うから焦げてしまうのです。余熱を使って芯まで火を通せば、とろけるようなレアな肉を食らうことができます

― 材料 ―
牛ヒレ肉塊 500~700g
牛脂 1塊
ニンニク 1片
塩、コショウ 適量

1.肉を冷蔵庫から出してクッキングペーパーで巻いて余分な水分を取りながら、常温に戻す。

2.塩、コショウを全体にまぶす。

3.フライパンに牛脂と潰したニンニクを入れて弱火で脂を溶かしていく。

4.ほどよく脂が溶け出したら強火にして肉の横側から一気に焼き上げる。焦げ目が満遍なく付いたら肉の上面を弱火にして5分ほど焼く。

5.上面が焼けたらひっくり返して下の面を焼く。こちらも弱火で5分程度。焼いているうちにフライパンに接していない部分が乾いていくので、牛脂をハケのようにして、肉の表面を撫でていく。

6.下面が焼けたら両サイド、上下と3分ずつ焼いていく。

7.アルミホイルで肉を包み3分ほど放置。余熱でしっかりと熱を通せばミディアムレアのステーキのできあがり。

 とにかくアガります。そして美味いです。塩、コショウでシンプルに食べるのもいいですが、個人的にオススメなのは柚子胡椒、ワサビですね。コツは、最初に焦げ目を付けることで肉汁を中に閉じ込め、とにかくゆっくり弱火で時間をかけて焼き上げていくことですね。手間はかかりますがむちゃくちゃ美味いです。

◆パエリア

 スペイン料理で一番人気といえば、こちらのパエリア。少々面倒ですがフライパン一つで作ることができ、見映えも抜群。オススメの一品です。

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パエリア

お米はタイ米など、日本米よりも外米の方が美味しいです。お米の代わりにパスタを使って作ってもOK!

― 材料 ―
魚介類(海老、あさり、いか)
※ムール貝があれば最高!
鶏肉
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 1個
トマト 1個
米 1カップ
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ2
水 2カップ
コンソメの素 1個
サフラン 適量
白ワイン 大さじ3

1.みじん切りにしたニンニクと玉ねぎ、鶏肉をフライパンで炒める。

2.玉ねぎが透明になったら、みじん切りにしたトマトを入れて軽く炒める。

3.オリーブオイルと米を入れて弱火で5分ほど炒める。

4.鍋に水とサフランを入れて沸騰させる。色が出たらサフランを捨てる。

5.フライパンに(4)のお湯とコンソメの素、白ワインを入れ、全体をなじませ、塩とコショウで味を調える。

6.ふたをして、弱火にして炊いていく。

7.3分ほどしたら魚介類とパプリカを並べるようにして置き、ふたをしてまた炊く。

8.5~7分ほどで炊きあがるので、その後は火を止めて5分ほど蒸らして完成。

 ワインとの相性がすこぶるいいのがパエリアの特徴です。ゆっくり時間をかけて、会話を楽しみながら食べてほしいですね。コツは最後にしっかりと蒸らすことですね。手間がかかるので、二人で一緒に作るのもアリでしょう。

◆鶏の丸焼き

 丸焼きとかって難しいと思ってる人って意外と多いんですが、丸焼きってその名の通り、丸々焼いちまうものなわけです。ハッキリ言って、たいして難しくないです。焼くだけなので……。下味つけて、あとはオーブンの中で1時間ほどブチ込んでおけば、クリスマスのテーブルを彩る美味しい鶏の丸焼きが出来上がるのです。

 今回は今年大ブレイクした塩麹を使って和風テイストでかつ、お腹の中から炊き込みごはん的なリゾットが出てくるスペシャルな丸焼きのレシピを紹介したいと思います。

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鶏の丸焼き

見た目のインパクトもさることながら、手間暇かけて作ったその味はまた一入なのである

― 材料 ―
(丸焼き)
鶏 1羽
塩麹 大さじ4
味醂 大さじ2
醤油 大さじ2
ニンニク 1片

(丸焼きのタレ)
醤油 大さじ2
酒 大さじ2
味醂 大さじ1
サラダ油 大さじ1

(リゾット)
米 1合
じゃがいも 半分
しめじ 1パック
ニンニク 半分
とろけるチーズ 大さじ3
バター 大さじ2
白ワイン 1/2カップ

1.チキンの皮にフォークで穴を開けて、塩麹と摺りおろしたニンニク、醤油、味醂、コショウを塗りたくっていきます(※コレをやらないと皮が破れます)

2.鶏をビニール袋に入れて一晩放置

3.冷蔵庫から取り出した鶏をテーブルに置いて30分ほどかけて常温に戻す。この間に腹の中に詰めるリゾットを作る。(※リゾットの作り方は下記参照)

4.腹にリゾットを詰めて250℃に予熱したオーブンに入れて180℃で1時間焼く

5.焼き始めて20分くらいしたら、一旦取り出してタレをハケで塗る。これを焼き上がるまで10分に一度のペースでやる

6.焼き上がった鶏はそのままオーブンの余熱で温めるので、20分ほどさらにそのまま放置。

<リゾットの作り方>

1.フライパンを熱してバターが溶けたら、みじん切りにしたニンニクと角切りしたじゃがいもを入れて軽く炒める。

2.しめじのみじん切りを加えてサッと炒めたら、米は洗わずにそのまま入れてワインを入れて塩、コショウで味を調える。

3.弱火で10~13分ほど炒めたら、チーズを入れてさっと絡ませる。オーブンで炊き上げる感じなので、ここで火を通し過ぎるとグダグダになってしまいますので要注意!

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鶏の丸焼き

中に入っているリゾットが鶏の旨味を存分に吸って、アホみたいに美味くなります。軽く悶絶できます

 かなり手間がかかる一品ですが、コレを作られて喜ばない女はいません。作れば確実に株価は急上昇。ストップ高まで一直線です。あまり日本では馴染みがありませんが、クッキングパック(ローストバックとも呼ばれます)を使って焼き上げると、もう少し短時間で香ばしく焼き上がります。

 弁当男子が増えている昨今、弁当から一歩、二歩飛躍したクリスマス料理で彼女と楽しむよし、ワイワイ仲間で盛り上がるもよし、心に残る夜をすごしてみてはいかがだろうか。<文・撮影/テポドン(本誌)>

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