【自撮り女子のこだわり】アート写真風の加工は賛否両論
Facebookやブログなどで公開前に、アプリを駆使してフォトショップ並みの加工を施すのは当たり前。恐るべき“自撮り女子”の偽装テクを丸裸にしてみた!
◆アート写真風にしてごまかす
肌を明るくしたり、色みを変えても、そもそも元の写真があまりよく撮れていないと限界がある。そんなときに使うのは、アート写真風に加工してごまかしてしまう方法。使用するのは、カメラアプリの「Instagram」。
「Instagramで、“Lo-Fi”や“Hefe”など、軽くコントラストの出るフィルタにかけるのが好きです」(佐奈さん・30歳)
「Instagramはフィルタがたくさんあるからいくらでも盛れるけど、いかにも作り込んだ“アート写真”になっちゃう。“自分の顔を盛る”よりも、“写真そのものを盛る”というイメージ。私は、ふんわりと自然に見える自撮りが好きだから、あまり使わないな」(弥絵さん・25歳)
と、好みが分かれるが、「元の写真が暗い場合は、その暗さを生かした加工ができる」(由美さん・26歳)とのこと。
そこで、Instagramのフィルタ“X-proII”で加工してみたのが2種類の写真(https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=358943)。コントラストが強く出て、元の写真の粗が目立たなくなった。だが、自然とは言い難い写真ではある。自撮り女子たちの使いどころとしても、「Instagramは“いかにも加工しました!”みたいな写真になっちゃうので、使うなら“アート風自撮りにしたかったんです”という開き直りが必要。いい自撮りを披露したいときは別のアプリで、補正がバレないようにいじります」(亜美さん・27歳)と、あくまで自撮りアプリとしてはサブ的な立ち位置である。
※アプリ情報は執筆時のものです。アップデートにより機能が変更になってる可能性がありますのでご了承ください。本文中の名前は全て仮名です。
取材・文・撮影・構成/朝井麻由美
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