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インドネシアの不動産は投資に値するか?

’13年もっとも熱い新興国はASEANのインドネシア! その理由は豊富な資源、人口ボーナス、インフレの抑制がうまくいっていることなど、さまざまな要因が列挙される。SPA!では、そんなインドネシアのポテンシャルと投資銘柄10選を紹介した(https://nikkan-spa.jp/365774)。ではインドネシアの不動産も狙い目なのか!? ◆インドネシアの不動産は狙い目か!? インドネシア 経済が好調ならば、株高にもなるが不動産にも影響が出てくるはず……。インドネシアのリートを買っていた個人投資家のとらのすけ氏はこう話す。 「自分が取引していたのはちょっと複雑でシンガポールに上場しているFirst Real Estate Investment Trust(通称FREIT)です。病院や介護施設のリートなのですがインドネシア企業がスポンサーで展開の多くがインドネシア。業績はよく、ほかのASEANのリートと共に上昇していました。アメリカの金融緩和で余った資金が円に流れ込み為替は円高になっていたように、外資系ヘッジファンドが海外のリートを買っていたのが原因だと思います」  しかし現在は、既にFREITを売却してしまったのだとか。 「自分の見立てでは今後、米国株が下がると思っています。なので、米国株式指数をショートしたい。そのために分散していた資金を一度集めるのが理由ですね」  また、亜州IRの又井郁生氏は不動産や住宅銘柄については少し懐疑的。 「インドネシアでは昨年3月と6月に住宅や車などに対してローン規制が入りました。これを受けて不動産株は若干下がっています」  これまでローン規制の対象外だったイスラム金融に対しても規制が入り、頭金に30%必要になるというのだ。インドネシア不動産に関しては、静観したほうがよいのかも。 取材・文/上野 智(ミドルマン) ― 東南アジアの“雄”インドネシア株を狙い撃て!【3】 ―
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