帽子と日焼け ハゲるのはどっち?
長時間かぶると、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖することがあり、毛根に影響を与えることも考えられます」。特に、汗の染み込んだ帽子をかぶり続けると、頭皮は雑菌の温床となってしまう。
では、帽子をかぶらないほうがいいかというと、「そうともいえません。頭皮が直射日光で日焼けして炎症を起こすと、皮膚にも毛根にもよくありません」(リーブ21)。「日焼け」は、ご存知のとおり、そもそも健康によろしくない。医療ジャーナリスト・医学博士の森田豊氏によると日焼けは「第一度の熱傷」、要はやけどであって、紫外線を浴びて皮膚細胞が破壊されている状態である(※第一度熱傷=やけどの一番軽いもので、表皮が損傷される)。
頭皮の細胞が壊れれば、髪だって抜けようというもの。
つまり帽子も日焼けもハゲの遠因……。じゃあどうしろってんだ!?と思うが、両者の折衷案でいくのが賢明なようだ。直射日光があたる屋外では帽子をかぶり、電車に乗ったり日陰にいるときはこまめに脱ぐ。帽子はなるべく通気性のいい素材にして、たまにはクリーニングに出す。本気でハゲが心配なら「男の日傘」もいいだろう。
そういえば筆者(♀)は先ごろ、ヘアサロンで10円ハゲが発見された。ストレスが急増したわけでもないのになぜ、と衝撃を受けたのだが、サロンの人に「もしかして髪を洗ったあとドライヤーをかけずに寝てません?」と聞かれた。当たりである。ドライヤーの熱で髪が痛む気がして、タオルを巻いて自然乾燥、そのまま寝てしまうこともあった。これは「雑菌を繁殖させるので絶対にダメ」だとのこと。男性もドライヤーかけましょうね。
週刊SPA!8/2発売号「真夏の<都市伝説>を科学する」特集では、この「ハゲ」問題をはじめ、さまざまな都市伝説の真偽を取材した。「扇風機に当たったまま寝ると死ぬ」「焦げたものを食べるとガンになる」「血液型O型の人は蚊に刺されやすい」「携帯電話は心臓ペースメーカーを誤作動させる」等々は果たしてウソか本当か?
文/週刊SPA!編集部
身体や健康にまつわる都市伝説は多いが、夏に気になるのは「日焼けでハゲる」「帽子を被っているとハゲる」というもの。薄毛におびえる人にとっては大問題だが、真偽はどうなのだろうか?
まず「帽子」について。リーブ21の広報によると……「帽子で必ず脱毛するわけではありませんが、髪にとってマイナス要因となることも。
『週刊SPA!8/9号(8/2発売)』 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
ハッシュタグ