デジタル

Gmail乗っ取り被害報告「謎のベトナム語サイトへのリンクが…」

 ライター・O氏にとって、それはあまりにも突然のメールだった。

「昨年の12月18日のことです。某誌の企画会議に参加していると、スマホにメールの着信がありました。見ると『不正なログインをブロックしました』というタイトルで、差出人はグーグル。『なんだ、これ!!』と会議中にも関わらず、大声を上げてしまいましたよ」

 驚いたO氏は会議を中座。慌ててメールの中身を確認すると、「最近、他のユーザーがアプリケーションを利用してGoogleアカウント※※※※※※@gmail.comにログインしようとしました」という書き出しで、アメリカのバージニア州の某所のIPアドレスからアクセスがあった旨が書かれていた。
 
 幸いにもパスワードを再設定すれば大丈夫、とのことですぐにアカウントを復旧したが、後日、数名の知り合いから「ヘンなリンク先のみが書かれたメールが来た」との連絡が。そのメールを送ってもらうとCCに入っていたのは、よくメールをやりとりする人ばかり。

「多分、親密な人を狙って送っているんでしょうね。そのほうがリンクをクリックされる確率も上がるでしょうから」(O氏)

 さて、そのリンク先を検証してみると、よくわからないベトナムの首都ハノイ市のポータルサイトのようなページに繋がった。まったくもって目的のわからない攻撃だった。

ベトナム

O氏のアカウントから送られたスパムメールのリンク先は、ベトナムのサイトになっていた

 その後、年末にかけて同種の被害がネット上で大量に報告された。Gmailのアカウント乗っ取りと言えば、昨年4月に経済評論家の池田信夫氏のアカウントが乗っ取られたことが有名だが、以前からセキュリティ対策としてGoogleは「2段階認証」を推奨している。これは、携帯電話を利用した認証を加えることでアカウントの安全性を高めるもの。少々、手順が面倒だが、導入しておくにこしたことはないだろう。 <取材・文/日刊SPA!編集部>




おすすめ記事