仕事

あの“最高峰の日本酒”を飲める焼き鳥屋が調布市にあった

―酔っ払いの達人・大竹聡オススメの名店 その10― 週刊SPA!にて連載中の「アホほど飲むな!」。『酒とつまみ』元編集長・大竹聡氏が、アホほど飲んじゃった愛すべき人々のおりなす人間模様を綴ったエッセイなわけですが、当欄では大竹氏「オススメの名店」についても少し紹介しています。 そこで日刊SPA!では、誌面に載った名店の魅力について、より詳しくご案内していきたいと思います。 ◆朝一で仕入れた鳥取産大山鶏を使用 鳥清 10軒目となる今回は、昭和36年創業、焼鳥と地酒と刺身の店「鳥清」。京王線・柴崎駅の改札を左手に出て歩くこと4分、暗闇に煌々と光る提灯が目印だ。広い店内では、威勢のいい若い従業員たちが手際よく働いている。一人客も多いが、開店から30分もすると、小上がりには家族連れの姿が増えてにぎやかに。 「焼鳥5本盛合わせ(砂肝・正肉・ねぎ間・皮・レバー)」(500円)が焼きあがる前にいただいた「鶏煮込み」(350円)は、シンプルながらもじっくり煮込んだ鶏の旨みがたっぷりで、体中に沁みる味だった。備長炭で丁寧に焼いた焼鳥は、じゅわ~っと柔らかく、ピンクロックソルト(岩塩)が肉の甘みを引き出している。また、自家製「ささみ一夜干し」(400円)は、噛むほどに味が出て、酒のあてに最高! ◆「双虹」「龍月」こだわりの地酒がズラリ  ココに来たら、ビール党でも地酒にぜひとも手を伸ばしてほしい。鳥清では毎年、全国の蔵元を回り、「鳥清」ブランドの地酒を出している。ちなみに記者が訪れたときは、信州にある「佐久の花酒造」のものだった。また、今年63歳になるマスターの山口武夫さんは、「休肝日をつくったら、別の日に三倍飲むようになったんだよ(笑)」というくらいの酒好きで、松露酒造(宮崎県)で「武夫」ブランドもつくってしまったほど。  そんなマスターが「日本で最高峰の日本酒」とオススメしてくれたのが、七垂二十貫 十四代大吟醸「双虹」と七垂二十貫 十四代純米大吟醸「龍月」。いずれもそんじゃそこらじゃなかなか飲める代物ではないそう。「双虹」は、口に含むと香りがふわ~っ……と、日本酒見習い中の記者は、感想を述べたいのを我慢して、みなさんにも東京のちょいと外れにある柴崎まで訪れ、ぜひともその舌で味わっていただきたいです。 ⇒【料理&日本酒の画像】はこちら
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=371558
「鳥清」 【住所】東京都調布市野菊台1-20-2 1F 【電話】042‐483‐7226 【営業】17:00~24:00(月~金曜日) 15:00~24:00(土休日) 【定休】年中無休 <撮影/与儀達久 取材・文/おはつ(本誌)>
おすすめ記事