1月に1億円超儲けた株トレーダーが【次に狙う銘柄】
昨年11月、野田政権が解散を明言してから一気に火がついた円安・株高。日経平均は1958~1959年の岩戸景気以来、54年ぶりの12週連続値上がりを記録している。2/19発売の週刊SPA!「バブルを先取りした目利きが教える[株&為替]安倍景気でボロ儲けする裏ワザ」特集では、“安倍バブル”で荒稼ぎしているトレーダー総勢12名に、今からでも安倍景気で儲けられる裏ワザを聞いた。
「1月は利益1億3500万円でした」と振り返るのは、1~2日程度の短期取引を得意とする専業トレーダーの武者修行中さん。今回の株高を見事に捉え1日で2491万円も資産が増えた日もあり、単月で“億り人”となった。
「最初に株高の予兆を感じたのはガンホーの値動き。昔から粘着して見ているんですが、昨年9月頃に高値ブレイク、20万円台から90万円台まで駆け上がり、すべてが始まった。株高を引っ張っているのはガンホーだと思ってます」
直接の理由はソーシャルゲーム『パズル&ドラゴンズ』の大ヒットだが、その値動きにのっぴきならないものを嗅ぎ取り、リスクを傾けていった。
「11月の解散以降は信用で限度近くまで買ったりしたし、1月は無限に資金が入ってくるイメージで、損切りすら必要なかった。特によかったのはナノキャリア。2000万円くらい取れました。この銘柄は11月にもひと相場ありましたが、いったん資金が入りだすと、落ちても移動平均線で反発するきれいなチャートを描きやすいんです」
イケイケで攻めた1月、現在の総資産は3億円を突破。
「目先は日経平均1万1500円が節目だと思っていたのですが、それも達成。今回の主役であるガンホーが崩れだしたら警戒して損切りもきっちりします」
そんな武者修行中さんが次に狙うテーマの一つが「選挙関連」。
「ネット選挙解禁が話題になっているし、今年は参院選がある。党首討論会をネット中継したドワンゴのほか、デジタルガレージ、AKB48の総選挙にも携わったパイプドビッツなど、ひと相場あるのかなと注目しています。あとは次の日銀総裁が誰になるのか。『円安=好景気=株高』だと思っているので注目しています」
ネット選挙関連をはじめ、主役銘柄をウォッチし、株高の予兆をいち早く嗅ぎとったら、臆せずリスクを取る。主役が崩れたら腹切りならぬ、確実な損切り――それが常勝“武士”の戦略なのだ。
【武者修行中さん】
●ツイッター@murasy1222
●「スキャルピング侍の爆烈トレード」http://blog.livedoor.jp/murasy1222/
【裏ワザ】
(1)相場を引っ張る主役銘柄の動向に注目
(2)ネット選挙解禁でパイプドビッツやドワンゴなどに大きな相場がきそう
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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