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SNSに溢れる“人生訓おじさん”に当惑の声

SNSが“当たり前”のものであるご時世。そんななか、やたら元気なのがOver40のオッサンたち。「フェイスブックやツイッターのタイムラインがオッサンだらけ。しかも内容がどうも気持ち悪い」との声をよく聞く。そんなキモがられるSNSでのOver40の振る舞いをリポートする。

◆語りたがる、説教したがる人種だとはいえ……

SNS そもそもオッサンとは語りたがる人種である。が、それを差し引いても、「『我々の人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている(シェイクスピア)』という名言を自慢の高級外車の写真とともに投稿」(30歳・女・通信)されたら、ゲンナリするのも当然。

 そんな「名言をコピペしてそれに自分の感想をつける」(28歳・男・IT)手合いには、“虎の威を借る狐”ということわざをお返ししたいところだ。が、かといって、

「性的なことをからめながら、哲学まじりの訳がわからない物言いをする」(30歳・女・マスコミ)など、“名言”にオリジナリティを出されても困ってしまうわけで。

「FBで友達が500人超の取引先のお偉いさん。『同じものを見ていても、見えている景色は違う。が、自分の目に映らない何かの存在を想像できる人は同じものを見てる人でもある』といった、なんだかありがたそうな投稿に正直、赤面してしまう」(35歳・女・通信)、「『50歳目前、マズローの5段階、キタ――、か!? とはいえ、天命を知るのはマダマダ』とか、意味がわからない」(31歳・女・保険)といった困惑は、よ~くわかる。

 また、一億総評論家時代とはよくいうけれど、「医学界の隅っこで仕事をしている人なのに、さも事情通かのように医療系のニュースを引用して専門家ぶった上から目線のコメント」(33歳・女・医療)、「自分では何も行動していないのに、政治や社会への文句をたれ流す」(30歳・女・販売)など、知ったかぶりの世相斬りも評判悪し。

 床屋談議は床屋でどうぞ、ということだろうが、ウザいを通り越し、痛々しいのが愚痴めいた説教。

「普段は日常のどうでもいいつぶやきなのだが、週1ペースで突然、『10代の選手を子ども呼ばわりするんじゃねぇよ!』とか脈絡もなく怒る」(31歳・男・営業)のは、こちらはまるで意味がわからず。

「『小生が若かりし頃は……』とか『夜22時以降に電話をかけるなと申しておるのに……』などと仕事相手の悪口や文句を書きまくる。一方で、『クルマ売りました』といった投稿もあって、仕事がなくて暇なのかなと思うと哀れで」(37歳・男・広告)なんて人も。

 そう思うと、「『年をとると若さをうらやむ自分がいる。が、さらに上の世代から見るとわが身だって若輩者。自分の年は自分で決めるのだ!』など、日々、自分を叱咤激励している40代」(30歳・男・IT)は割とマジで本音。そう思えば、老いと暇と戦うオッサンに優しくできる……かな。

イラスト/小松 恵
― オッサンのSNSが気持ち悪い!【2】 ―

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