西武ライオンズの次世代スター浅村栄斗の愛車は?
メジャー移籍の中島裕之選手の後釜をめぐり、群雄割拠と化したライオンズの内野レギュラー争いで注目をあびた浅村栄斗選手は独自のこだわりをもつカーマニア! 今回は、パ・リーグ観戦歴30年を誇る下流自動車評論家・マリオ高野イチオシのクルマ好きプロ野球選手を紹介します!
マリオ高野=文 Text by Mario Takano
南孝幸=撮影 Photographs by Minami Takayuki
◆今年の球界イチオシのクルマ好き選手登場。スポーツカー以外に愛車は考えられない!!
「愛車はスポーツカー以外考えられません。夢は“いつかはランボルギーニ”なので、そのためにも超一流の選手を目指して頑張ります!」
クルマ離れしまくりのイマドキの22歳の若者から発せられたとは、にわかに信じ難い夢のような言葉に、思わずむせび泣き。その奇跡の若者の名は浅村栄斗(あさむらひでと)! 埼玉西武ライオンズの次世代スターとして、未来を嘱望されている期待の若手選手であります。
高校野球マニアなら、大阪桐蔭時代に史上最強の1番バッターとして甲子園で暴れまくったことをご存じでしょう。攻・走・守三拍子揃った大型内野手として’08年ドラフト3位で入団。5年目を迎えた今年こそレギュラー定着を目指しています。
今季のパ・リーグにおいて、優勝争いの次にプロ野球マニアが注目するポイントは、ライオンズのショート争いであるといっても過言ではありません。中島裕之選手のメジャー移籍により内野のレギュラー争いが大白熱。まさに、西武の内野は戦国時代状態にて、シーズン突入後も激戦が繰り広げられることでしょう。
そんな激戦の真っただ中で奮闘中の浅村選手は、大のスポーツカー好き。聞けば、クルマは高校生の頃から大好きであり、最初からスポーツカーに乗ることしか頭になかったとのこと。愛車にフォード・マスタングを選択した理由は、スタイリングの良さに加え、球界では他に誰も乗っていないことも大きかったようです。最近のプロ野球選手の愛車はレクサスとアウディが大流行り。ハイブリッドカーも好まれる傾向にあり、スポーツカーに乗る選手は少数派。なかでもマスタングは極めてマニアックな選択といえますが、さらにマニアックな雰囲気を醸し出しているのが、つや消しのブラックに塗り替えられたボディカラー。「他に誰もやっていないカスタムを施したかった」とのことで、浅村選手が独自性の強いカーライフにこだわっていることがヒシヒシと伝わってきました。
⇒【後編】「いつか乗りたいのはランボルギーニ」西武ライオンズ浅村栄斗 https://nikkan-spa.jp/420109
⇒【写真】浅村栄斗選手「フル出場することが最大の目標」https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=420154
- 「もちろんショートを狙いますが、まずはどのポジションでもいいから1年間レギュラーとしてフル出場することが最大の目標。持ち前の積極的で思い切りのいいバッティングを生かしつつ、ボール球はしっかり見極めるなどの確実性も身につけた新しい自分のスタイルを確立させたいです」と語る浅村選手。
- オープン戦では、今年も勝負強さを発揮する活躍が目立ちました。
- 開幕後もライオンズの内野レギュラー争いから目が離せない!
【関連キーワードから記事を探す】
大谷翔平、山本由伸……日本出身選手のMLB進出はなぜ続くのか? 実力以上に「人気」や「知名度」が報酬に響くスポーツの市場構造
公開プロポーズが「地獄の思い出」に…辱めを受けた25歳女性が語る“逃げ場なし”の悲劇
左打者9人揃えた中日…藤浪晋太郎「史上最大級の“抑止力”」が話題。「好きなだけ嫌がって」発言でライバル球団の対策は
セ・リーグ「DH制」導入で“MLBに追随”の動き加速…3年前“両リーグDH導入”でMLBにもたらした劇的変化とは
セ・パ交流戦で7~12位を独占したセ・リーグ。広島カープの市民性は“変わらなさ”の象徴か、革新の息吹か








