PCが苦手なアラフォー世代社会人の共通点
日本のパソコン普及率が70%を超える今、バリバリ働いているはずのアラフォー世代でパソコンを使えないサラリーマンがいまだにいるという。そんなサラリーマンの生態を本人談や目撃証言をもとに解き明かす
◆最低限のスキルは絶対条件。使えない人々の共通点とは
SPA!これまで紹介してきた、パソコンが使えない人々の驚愕の働き方(https://nikkan-spa.jp/432757)。前出の内川功一朗氏は、「パソコンが使えない人々には共通の傾向がある」と語る。
「苦手意識を持つ人々が必ずといっていいほど挫折するのがキーボード操作です。パソコンに対するアレルギー症状がもっとも顕著に表れます。それまで紙とペンで生活してきた人々にとって、キーボードは非効率的でしかない。一字ごと探しているうちに、『パソコン自体が面倒くさいもの』と認識してしまいます。次にマウス操作。タッチパネルのように直観的な動きをするわけではないので、その少々のタイムラグにイライラしてしまい、多くの人々がパソコン自体を勉強する以前にその“手段”で苦手意識を覚えてしまうのです」
また、「最低限のパソコンスキル」(https://nikkan-spa.jp/432756)がないと、今後競争社会を生き抜くことは難しくなるという。
「ビジネスにおいてもIT化が急速に進むなか、メールを打つ、資料を作る、ネット検索というのは必要不可欠な最低限のスキルです。それでも数年後には、基本操作をマスターしている初心者や、マイコンピュータやコントロールパネルなど自由自在に扱えるような中級者のスキルが『最低限必要なスキル』として求められ、できない者から押し出されるように社会から淘汰されてしまう可能性もあるのです」
◆「使えない」上司には、エロサイトが効果的!
「使えない」ことで困るのは本人だけでなく、仕事を頼まれる周囲の人間にとってもいい迷惑だ。パソコンを覚えさせる有効なテクニックはないのだろうか。
「男性にはエロサイトが手段の一つになります。動画を見たいがためにキーボードやマウス操作はもちろん、ウイルス対策が必須なのでインストールや対策の知恵も身につきます。手伝ってほしくても目的が目的なので、自力でなんとかするしかないですから(笑)。IDやパスワードで文字入力も必要になりますが、煩悩パワーでパソコンへの苦手意識をも乗り越えられるかもしれません」
ブラクラやウイルスを踏んで恐ろしいことになるリスクはあるが、荒療治としてはありかもしれない。
【内川功一朗氏】
All Aboutでパソコンガイドとして、メディア活動をしているほか、IT関連企業でプログラムからハードウェアに関する幅広いユーザーサポート業務に従事している
― 35~45歳[パソコンが使えない会社員]驚愕の働き方【5】 ―
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