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「リンダIII世」1000人のブラジル人観衆の前で熱唱

 4/24に1stDVDシングル「未来世紀 eZ zoo」でデビューした、群馬県のご当地ブラジル人アイドル「リンダIII世」(http://nikkan-spa.jp/419176)が5/5、地元・大泉町のいずみ緑道・花の広場で開催された「大泉ブラジリアンディ」に出演。会場を埋め尽くした約1000人の日系ブラジル人の前でパフォーマンスを披露した。

リンダIII世 五月晴れとなった午後2時、立ち並ぶブラジル風焼き肉・シュハスコの屋台から出る煙がもうもうと立ち込める会場。メインステージの周りには家族連れや夫婦、恋人同士など、地元で暮らす様々な年代の日系ブラジル人が集まっていた。

 サンバ、ダンス、カポエイラ、とブラジルらしい演目がステージ上で繰り広げるなか、いよいよリンダIII世の登場。司会者がポルトガル語で「さぁ~、お待ちかね! 噂のブラジル人アイドルグループ、リンダIII世の登場です!」とがなり立てると、手を振りながら元気一杯にステージ上に飛び出してきた5人。「Boa tarde! Gente!(こんにちは~、皆さん!)」と流暢なポルトガル語で挨拶すると、詰めかけたブラジル人観客は大きな拍手と歓声で迎えた。

⇒【写真】http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=436587

 ステージはセルジオ・メンデスの名曲「Mas Que Nada」をアップテンポにアレンジしたダンスチューンでスタート。ブラジル人なら誰もが知るこの曲、”晴れの日”のために用意したスペシャルナンバーだろう。キレの良いダンス、母国語での歌には、物見遊山で詰めかけたブラジル人たちの心を掴んだ様子。手拍子が一気に広まった。

 その後、ポルトガル語で出身地などを言う”おなじみの自己紹介”。日本語ではたどたどしかった自己紹介だが、母国語となると実に流暢。笑顔も多く、リラックスしている様子が伺われた。

 2曲目はシングルデビュー曲「未来世紀 eZ zoo」。「長く激しく踊りたい」と言っていた間奏部分では、サンバステップを踏み、公言どおりブラジル人の観衆を煽っていた。3曲目はDVD未収録の「愛犬アンソニー」、4曲目はKARAのカバー「ジャンピン」とリンダIII世のステージではおなじみの流れ。ステージ最前列に詰めかけ、踊っていたブラジル人の子供たちには「ジャンピン」が非常にウケており、日系ブラジル人コミュニティー内での韓流人気をも伺わせた。

 リンダIII世のステージを初めて見たという、日系ブラジル人のファビオさんは「日系人のなかで噂になっていた。とっても可愛いんだけど、なんで日本語で唄うの? ポルトガル語で唄ったほうがいいのに」と不思議顔。その他のブラジル人からも「母国語で唄ってほしかった」「踊りがちょっと日本人っぽい」と日本人の観客とは違った感想が寄せられた。

 しかし、ステージ後のDVD即売会&撮影会にはブラジル人が殺到。関係者曰く「空前の長さ」という列は途切れるまで40分ほど掛かった。これはブラジル人の老若男女にもリンダIII世人気が浸透してきている証だろう。

 最後にステージ裏で本人たちを直撃。他のバンドが奏でるブラジルのヒット曲に体を揺らせて踊っていた彼女たちだが、ステージの感想を求めると表情が一変。「大きなステージは2回めだったけど、とにかく緊張した」「日本人のファンの前でパフォーマンスをするより、ブラジル人の前のほうがめちゃめちゃ緊張した」とステージの成功に胸なで下ろしていた。

 この大泉町は人口の約15%がブラジル人という「日本一のブラジル・タウン」。本場の観客の心を掴んだパフォーマンスはブラジル進出を熱望していたメンバーにとっては、大きなステップとなるに違いない。 <取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)>

【リンダIII世】
群馬県在住の日系ブラジル人ガールズユニット。双子の姉サユリ、妹のシオリ(以上中3)とナオミ、ムツミ、サクラ(中1)の5人組。4/24にDVDシングル「未来世紀eZ zoo」でデビュー。気になる最新情報はオフィシャルHPで(http://linda3.jp/

未来世紀EZ ZOO

リンダIII世しかできない超POPな音楽




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