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リスカ経験のある地下アイドルの見分け方

最近ちょっとしたブームの“あるある”本。いろんなジャンルがあるけれど、もう普通の“あるある”じゃ満足できん! てなわけで、さらにニッチな“あるある”が大集合。知らない世界を覗き見しつつ、共感しようにも共感しづらいビミョーな感覚をご堪能あれ! ◆地下アイドルあるある
姫乃たま

半年から2年で引退するコが多いという地下アイドル業界で、5年のキャリアを誇る姫乃たまさん

 秋葉原などの小さなステージに立つ地下アイドルたちのあるあるを、現役地下アイドルの姫乃たまさんにぶっちゃけてもらいましょう! 「普段からアイドルっぽい服装のコが多くて、衣装などが入ったキャリーバッグを絶対に引いて歩いてるので、同業者なら街中でも気づきますね。お互い気恥ずかしくて無言ですれ違います。あと衣装は原宿の『ブティック竹の子』で買うコが多いので、ライブで丸かぶりしちゃうこともしばしば」 『竹の子族』の由来となったといわれているお店が、今、地下アイドルの聖地になっているとは! 「ふわふわした衣装で腕を隠してライブしてるコは、ほぼ間違いなくリスカしてます。実は子持ちってことを隠してる人もいますね。たぶん1~2割ぐらいはママ。あとはマネジャーと付き合ってるコもザラにいます」  また、彼女たちの趣味・特技にもお決まりのパターンが。 「『趣味はコスプレ、特技はお菓子作り』がお約束。意外と多いのがバイオリン。育ちのいいお嬢様っぽいイメージになるからかなぁ。バイオリン演奏でファンがヲタ芸したり。ヘタなコもちらほらいるんですけどね……(笑)」  そんな地下アイドル業界、ファン全体の人数が少ないらしく……。 「今は地下アイドルが増えすぎていて、ファンのほうが少ないんじゃないかなって思うほどです。テレビの密着取材まで受けた有名なカリスマファンもいて、逆にアイドルたちが見切れるだけなんてこともありました(笑)」  主客転倒とはこのことか……。 ― ニッチな世界の[あるある]大全【7】 ―
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