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化学検査技師は膀胱炎になる人が多い!?

最近ちょっとしたブームの“あるある”本。いろんなジャンルがあるけれど、もう普通の“あるある”じゃ満足できん! てなわけで、さらにニッチな“あるある”が大集合。知らない世界を覗き見しつつ、共感しようにも共感しづらいビミョーな感覚をご堪能あれ! ◆化学検査技師あるある
博士の白衣女子攻略論

健康診断の結果にこの反応。化学検査あるある満載の『博士の白衣女子攻略論』より。(C)香日ゆら/芳文社

 食品成分や水質の分析などを手がける化学検査技師。自身もかつて分析業務に携わり、その経験を基にした作品『博士の白衣女子攻略論』を描いた漫画家の香日ゆらさんは「とにかく理屈っぽい人が多い」と解説する。また「この試薬を入れたら○分待たなきゃいけないから、その間にこの作業をして……と段取りよく検査を進めることに達成感を覚える人も多い」とか。  その裏返しで、キチキチに作業を詰め込んでしまい、席を外せなくなって「つい尿意を我慢して、膀胱炎になる人も少なからずいました」なんて、トイレに行く予定もちゃんと組み込んでおこうよ!  さらに「食品パッケージ裏の成分表をつい熟読してしまう」「ドレッシングなどを混ぜるときは転倒混合(容器をひっくり返して振る)が基本」「何でもニオイを嗅いでしまう」てなクセや、「仲間内で食事をすると『塩化ナトリウム(塩)取ってよ』『グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料成分)が足りない』とか言いながらニヤニヤ」なども鉄板のあるあるネタらしい。 「そうそう、分析に用いる有機溶剤のニオイにも好き嫌いがあって、ワインのテイスティング的に語りたがる人も結構います」  違う意味で酔いそう……。 ― ニッチな世界の[あるある]大全【6】 ―
博士の白衣女子攻略論

理系あるあるや化学史トリビア!

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