群雄割拠のプロレス界。38団体を簡潔に紹介

★2013年 プロレス団体勢力一覧
100団体前後あるといわれる日本のプロレス団体。とても書ききれないが、ここを押さえれば業界の主要な流れがわかるというところを解説!

◆老舗系3団体

力道山以後のプロレスはジャイアント馬場の全日本、アントニオ猪木の新日本の2団体時代が続く。だが2000年に全日本が分裂し、三沢光晴率いるNOAH(ノア)が誕生した

【全日本プロレス】
“王道プロレス”を体現してきた馬場から三沢を経て、’02年に武藤敬司が社長に就任。“プロレスLOVE”をキャッチフレーズにトラディショナルなスタイルを提供してきたが、今年に入り株式を買い上げた白石伸生オーナーの社長就任で、5月31日付で武藤敬司は離脱。選手とスタッフを連れ新団体設立へ……

【新日本プロレス】
現存する日本のプロレス団体でもっとも古い’72年3月に猪木が設立。“過激なプロレス”と称し、ストロングスタイルを実践。藤波辰爾、長州力の時代をはさみ武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也による闘魂三銃士の時代を経て現在は棚橋弘至、オカダ・カズチカら個性豊かな選手たちがプロレスらしいプロレスを実践

KENTA

KENTA

【NOAH】
理想のプロレスを求めて全日本に所属していたほとんどの選手が三沢についていく形で離脱し、プロレス界の方舟としてスタート。小橋建太が絶対王者としてGHCヘビー級王座に君臨し、秋山準とともに次世代の壁となるなか、丸藤正道らが成長。現在はKENTAがヘビー級王者としてNOAH新章を担う

◆レジェンド系

昭和の時代にスターとして活躍したプロレスラーが独立し、立ちあげた団体。もしくはその選手たちが参戦する興行

【IGF】
イノキ・ゲノム・フェデレーションの略。猪木イズムを体現する男たちのリングとして格闘技色の強いスタイルを実践。小川直也、藤田和之、鈴川真一の主力勢にK-1、PRIDE出身ファイターも登場

【リアルジャパン】
初代タイガーマスクこと佐山サトルが主宰。自身が提唱、実践する武道・掣圏真陰流の弟子たちがプロレスラーとしてリングに上がるほか、レジェンド選手が参戦しタイガーと対戦するのが目玉となっている

【ドラディション】
’06年に藤波辰爾が無我ワールドプロレスリングとして旗揚げ。’08年に団体名を変更。レジェンド選手たちによる魅力的な顔合わせが中心。藤波の実息・怜於南さんがデビューを目指している

【天龍プロジェクト】
天龍源一郎自主興行として’10年に旗揚げ。代表を実娘・紋奈が務める。全日本、WAR時代の天龍の人脈により選手が参戦。「蛟龍R」と題したシリーズを年間で開催。痛みの伝わるプロレスを信条とする

【レジェンドプロレス】
厳密には団体ではなく、レジェンド勢が参戦するプロレスイベントを指す。’11年に長州力、藤波、初代タイガーを中心に旗揚げされ、藤波vs長州名勝負数え唄を13年ぶりに再現し、昭和のファンを喜ばせた

◆デスマッチ系

純然たるデスマッチ団体は大日本のみで、FREEDOMSから数名がレギュラー参戦。ホームリングでもデスマッチを行う

【大日本プロレス】
日本で唯一のデスマッチヘビー級王座を認定し蛍光灯、画鋲、ガラスなどを使用しソウルフルな闘いを実践。正統スタイルも“ストロングBJ”として高く評価される

【FREEDOMS】
’09年にアパッチプロレス軍の活動休止にともない発足。団体名通り各選手が枠にとらわれぬフリーダムなスタイルで魅せ、そのカオスぶりが人気に。佐々木貴、葛西純らが所属

【アパッチプロレス軍】
故・冬木弘道の遺志を継いだ金村キンタローが立ち上げるも自らの不祥事により活動休止に。FREEDOMS勢離脱後に人員を変えて活動再開

◆主要新興団体

ヨシヒコ

ヨシヒコ

’90年代は「インディー」とされてきた中で、その枠にとどまらぬ躍進を遂げ、人気を誇る団体と、スタープレーヤーが興した団体

【DDT】
高木三四郎ら当時は無名の3選手により旗揚げされながら、今では毎年夏に両国国技館(昨年は日本武道館)で開催するまでに大化け。飯伏幸太、人形レスラー・ヨシヒコらが人気

【K-DOJO】
元WWEのTAKAみちのくがプロレス学校としてプエルトリコで設立後日本に逆輸入。千葉・Blue Fieldを拠点に多くの人材を輩出。真霜拳號、火野裕士らが主力

【DRAGON GATE】
ウルティモ・ドラゴンがメキシコで設立した闘龍門が前身。’04年に別会社となってからも年間興行数は1、2位を争い海外にも進出。現在のエースはCIMAだが次世代も台頭

【DIAMOND RING】
’07年に健介オフィスとして旗揚げ後、’12年に改称。北斗晶が代表を務め、2人の知名度は業界でも突出している。中嶋勝彦をはじめとする生え抜きも成長

【ZERO1】
故・橋本真也が2000年に設立したZERO-ONEが前身。’04年の活動停止にともない、大谷晋二郎が別会社としてZERO1-MAXを発足させ’09年より現在の団体名へ

【WNC】
元WWEのTAJIRIが立ちあげたSMASHから選手たちが離脱し、’12年に旗揚げ。Wrestling New Classicの略で、他団体との交流も活発

◆インディー系団体

小規模ながらも独自の方向性を打ち出すことで、マニア層の支持を受ける。シリーズ形態ではなく単発興行を年に数回開催

【IWA JAPAN】
オーナーの浅野起州氏は新宿2丁目の顔役。雪男、ワーム、河童となんでもあり

【666】
正式な団体名は暗黒プロレス組織666(トリプルシックス)。パンクの要素が高い

【フーテンプロモーション】
バトラーツ時代にバチバチファイトを信条としていた池田大輔がそのスタイルを追求

【東京愚連隊】
NOSAWA論外らによるユニットとして結成され自主興行も開催。マスカラスも招へい

【HEAT UP】
田村潔司主宰U-FILE CAMPのプロレス部門・STYLE-E活動休止後に旗揚げ


◆地方フランチャイズ

ザ・グレート・サスケ

ザ・グレート・サスケ

東京以外の都市で活動しながら、中央との交流も並行。選手たちのスキルも他団体で活躍できるほどのものを誇っている

【みちのくプロレス】
地方発信団体の走りとしてザ・グレート・サスケが設立、多くの人材を輩出した。現在はフジタ“Jr”ハヤト、拳王らの世代を中心とし東北復興の力になるべくプロレスを提供

【大阪プロレス】
みちのくから離脱したスペル・デルフィンが旗揚げ。’08年にデルフィンが沖縄プロレスを設立したため新体制に。大阪ならではのお笑いプロレスが人気。梅田に常設会場を持つ

【スポルティーバエンターテイメント】
小規模団体が多い名古屋で常設会場のスポルティーバアリーナを持ち、団体としての活動も始める。年に一度、ビッグマッチ「愛プロレス博」を開催。水金土に定期戦を行う

◆ローカル団体

地元に根づいた活動を主とし、イベントやお祭りなどに呼ばれてはプロレスを提供することで、地域に貢献する

【北都プロレス】
北海道内のみで活動。町や村、離島など小規模な興行のため選手はシングルマッチ、タッグマッチ、バトルロイヤルに出場するのが常。開催した寺にそのまま寝泊まりすること

【レッスルゲート】
元・みちのくのHANZOが地元・福山でスポーツジムを経営し、ジム生の中からプロレスラー志望者を募り指導、自主興行を定期的に開催している

【ダブプロレス】
広島市在住の会社員、自営業、教師などのプロレス愛好者が’05年に旗揚げ。全日本などが県内で興行を行う際に協力し、選手も参戦する。東京、大阪でも大会開催経験あり

【九州プロレス】
元・K-DOJOの筑前りょう太が地元・福岡へ帰り、NPO法人として活動。興行以外にも慰問活動、講演活動、プロレス学校などを実施し、地域町まつりの活性化に尽力

【FTO】
フリーランス・チーム・大分の略。施設、学校、老人ホームなどへのボランティア訪問を行っている。代表のスカルリーパーA-jiが今年2月に大分市議選で当選し話題に

◆女子プロレス

栄華を誇った全日本女子プロレスが’05年に倒産後は小規模で派生。久々に登場したスター・愛川ゆず季も4月に引退。次なるスターは?

【JWP】
ジャパン女子から派生。“ピュアハート”がウリ

【アイスリボン】
タレント出身、小中学生の選手が多いのが特徴

【スターダム】
4月に両国国技館に進出。選手人気は女子随一

【WAVE】
他団体・フリー勢も加え厚い選手層を誇る

【ディアナ】
井上京子が旗揚げ。ジャガー横田も所属する

【OZアカデミー】
元JWPとGAEA JAPAN色が強い

【LLPW-X】
神取忍が所属。LLPWから’11年に団体名変更

【センダイガールズ】
仙台を拠点に活動。里村明衣子の存在感が出色

監修/鈴木健.txt ※データは、2013年6月7日現在
― 激論 プロレス人気は再燃するのか?【6】 ―




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