シャーペンの芯1ケースで何kmの線が引けるか?に挑戦
やってみたところで特段、役にも立たない。そして決して自分では試してみたくないけれど、日常で何となく気になっているギモンやモヤモヤを解消すべく、体を張って検証。その結果は?
◆シャープペンの替え芯1ケースを使い切る
「消しゴムとか鉛筆とか文房具って意外と最後まで使い切ることないよね」……そんな会話から検証することになったシャープペンの芯がなくなるまで線を引き、長さを測る作業。ただそれだけの内容。余裕でできると思っていた。
まず、やり方は「30cmの定規を使ってスケッチブックに線を引き、線の本数で長さを算出」とした。芯の長さは同一なので、1本使い切ったら、それを単純に芯の本数をかければ長さはわかる。が、「それでは意味がないから全部やって」と編集Y。最初から意味なんてないだろうに……。
始めると1本を使い切るのも一苦労。なんとか1本終えると、30cmの線が115本。すなわち3450cm。これをあと35本引くと思うと戦慄が走った。
長時間、同じ場所で続けていると飽きてくるし首も痛む。ファミレスなど人のいる場所を転々として続行。勉強している学生やノートPCを広げる社会人がいるなか、「スケッチブックに線を引いているだけ」という自分は何者に見えるのか。プロ野球では野手と投手の“二刀流”が話題だが「ペンと定規の二刀流」では誰も寄ってこないなどくだらない洒落を思いつくほど思考力も低下。物書きとしてはまだまだ駆け出しの身。こんな作業で肩を壊してライター生命を絶たれたらどうしよう、という不安がよぎる。
最後の1本に到達したとき、「やっと終わりだ」と魔王と戦う前の勇者みたいな心境になる。
結果、5日間で長さ1万2420mの線を引ききる。12kmだよ、12km! 走れば健康になれそうな距離だが、そんな爽快感は得られなかった……。
【検証結果】
1ケース使い切るのに12km以上線を引き続ける
― バカバカしいことに本気で挑戦してみました【6】 ―
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