雑学

ポエム化が進むファッション誌のキャッチコピー

マンション広告のキャッチコピーからラーメン屋の社訓(?)まで、最近目につくポエム的フレーズ。やたら大げさすぎたりして、何が言いたいのかわからなくなってる例も多数あり。そんな巷にあふれるポエム化現象を徹底リサーチ。いや、マジで意味不明っス……。

◆ファッション誌編

ファッション誌 男性誌は人生哲学や例え語りにロマンを込める。「アタッシェケースほど想像力をかき立てられるバッグはない。(略)それこそ007の愛用品のように秘密兵器が飛びだすかもしれない」(『ゲーテ』’13年10月号)や、(『人は女に生まれない。女になるのだ』と語った)ボーヴォワールを真似るなら、『人はグローバル・マンに生まれない。グローバル・マンになるのだ』」(『GQ JAPAN』’13年8月号)など、オマージュのそこかしこにエグゼクティブな香りが。

 ちょいワルオヤジの「誰よりも遠回りしなければ、最短距離は見つけられない。傷つかなければ、優しさは与えられない」(『LEON』’13年8月号)なんてのもハードボイルドでイカしてる。

 さらに「旅……。それはもしかしたら、ドアを開けた瞬間から始まっているのかもしれない。それを前提とするならば、人は皆、トラベラーだ」(『東京カレンダー』’12年3月号)という、自宅の庭先でさえ旅先だと夢想する直球ポエムも。が、女性誌の洋服やアクセサリーのページは「空の青、海の青。それはまるで、一枚の絵画のような。心にしまっていた美しい浜辺の記憶、あのおだやかで幸福なひとときが蘇る」(『クウネル』’13年5月号)、「異郷の日差しにグレーダイヤモンドが煌いて忘れられない夏が始まる」(『ヴァンサンカン』’13年8月号)という具合で男性誌よりうっとり度は上。

 化粧水紹介の「日本女性のDNAに刻まれた清潔感という、永遠の美」「肌も生き方も、地に足がついた人こそ、最強」(『Hanako』’13年8月22日号)などは、DNAに清潔感? 地に足がついた肌って足の裏? と疑問がよぎる。女はやはりミステリアスだ。

― [ポエム化する日本](驚)症例報告【4】 ―

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