雑学

ネットオークションを利用する際に気を付けるべき法律

断捨離なる言葉が定着して久しいが、家にあるゴミ同然のモノが、ちょっとでも小遣いになるとしたら……? 単に捨てるより賢い「目利き」とネットオークションでの「売りさばきテク」を達人たちに聞いた。

◆薬事法違反、故障をめぐり裁判も。ネットトラブル巻き込まれ注意!

 たとえ規模は小さくとも、オークションなどを通じて金銭の授受を伴う取引を行えば、そこにはさまざまなリスクがつきまとう。法律面でのリスクについて英知法律事務所の白木健介氏に話を伺った。

「所持自体が違法なものを販売すれば、罪に問われるのは当然ですが、法令上、販売する権利が必要な商品や、販売するために許認可が必要な商品もあります。典型的なのは、薬事法で規定されている医薬品、医療機器など。簡易的なマッサージ機器などでは、該当しない場合もあるでしょうが、本格的な治療機器となると、薬事法違反の恐れが出てきます」

佐藤和也氏

佐藤和也氏

 ネットビジネスのアユザック代表・佐藤和也氏も、仕入れや販売の際に薬事法については気を使っているという。

「法律的にNGかわからないときは、専門機関に問い合わせをしています。都道府県庁の薬務課に、商品の説明書を送り、薬事法に抵触しないか確認をお願いすれば判断をしてもらえます」

 また、酒類もネット上で反復・継続して販売する場合は通信販売酒類小売業免許が必要となる。2010年には、免許を持たずにプレミア焼酎の転売を行っていた会社員や無職男性ら計46人が、所得隠しや申告漏れを指摘された例も。不要品の転売を超えて取引を本格化させる際は、法律や条例も細かに確認したほうがいいだろう。

 なお中古品の販売となると、販売時のリスクはさらに増加する。

「販売した商品に、説明に記載されていない故障などが見つかった場合、買い手側からの訴えで裁判にいたるケースもあります。業社での整備を経て、保証書を付けて販売できる自動車のような商品でなければ、ありもしない故障をでっち上げられても、対処が難しい場合もあるんです。買い手側のクレームを防止するような形の契約を行うことも考えられますが、個人のネット販売で、そこまでの対策は難しいでしょう。細かい条項を多くすると、お客さんも寄ってこなくなる……という問題もあるかと思います」(白木氏)

 大きなチャンスの裏に潜んでいるリスクについても認識を!

【佐藤和也氏】
’11年に脱サラし、独立起業。アユザック代表取締役。著書に『世界最大のショッピングサイトで稼ぐ! Amazon輸入ビジネス入門』(ぱる出版)がある

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