「邪魔だ」と感じた時点で捨てる片付け術
無駄な家具やモノはなく、6畳一間がすごく広く感じる西 淳志さん(仮名・25歳・電機メーカー)の部屋。今でこそモノが少なく、掃除の行き届いた部屋に住んでいるが、昔の教訓が生かされたからだとか。
「学生時代は5.5畳の部屋に住んでいたのですが、ベッドや机を置いたら狭くなったんです。そんな生活に嫌気がさして、大きな家具などのスペースを奪うものをどんどん捨てていきました」
そこで辿り着いたのは、必要最低限の家具だけにすること。
「テレビとパソコンと両方置くと狭くなるので、内蔵型のパソコンを買ったり、机もテーブルと兼用にしました。それと、気をつけたのは高さのある家具を置かないこと。低い位置に置くと部屋が広く見えるんです。カラーボックスを横に置いてテレビ台にし、本を入れています。縦置きなので、余った空間はそのままにして、入らなくなったら処分していきますね」
収納スペースもつくらず、インテリアになるような雑貨も置かない。その代わりカメラと時計という本当に好きなものは置くスペースがある。部屋にとって邪魔だと判断したものは即捨てるのだ。
「あんまり物欲はなく、極端に言えば、服とパソコンさえあれば、不自由なく生きられますしね」
無駄がないため、いざというとき大きな買い物もできるという。
「本当に欲しくなったら衝動買いすることもありますよ。先日、2人がけのベンチを買って置きましたが、狭くはありません。意外と安くてホームセンターで4 0 0 0円。もう十分に使ってあげたんです、要らないと思ったら捨てて新しい家具を買うつもりでいます」
躊躇なく捨てられるのはそれだけ大事に使ってきた証拠。使わず持ち続けるか、使い倒して捨てるか、どちらがモノにとっていいのかは明確である。
◆捨てどき
「邪魔だ」と感じた時点で即捨てる!
― それでも「捨てられない」アナタへの最終案内【5】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ