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冬ボーナスのお小遣いを「NISA先回り」と「医療・バイオ銘柄」でカンタン倍増!! 計画

アベノミクス相場の動向を鋭い精度で分析して、投資家の耳目を集め続けるeワラント証券COO土居雅紹氏に、ビギナーでも簡単に冬のボーナスを増やせるプランを聞いてみた

◆昨年のアベノミクスに続き2014年も「半年投資術」で

eワラント

写真/産経新聞社

「2012年終わりから2013年春まではアベノミクスで伸びた日本経済。2014年も4月頃までは堅調に動きそうです」

 著書『勝ち抜け! サバイバル投資術』(実業之日本社刊)と、これまでの不定期連載で土居氏が繰り返し推奨してきた「半年投資術」。欧米市場で知られる「秋に安くて春に高い、ハロウィン効果」に基づき、一年のうち11月から4月の半年に投資する戦術だ。氏によれば、2014年も春に相場が高くなる要因はいくつもあるという。

「大きいのは、4月からの消費税増税前の駆け込み需要です。次に来年1月に始まるNISA(少額投資非課税制度)による買い圧力。為替の想定レートと実際のレートの差による国内企業の上方修正、てんこ盛りの予算などですね」

 逆に夏以降は、安くなりそうな材料が増えるという。

「先ほどの駆け込み需要は、4月以降は反動減になります。夏からのユーロ圏の銀行監督一元化の影響でユーロ危機が再燃するかもしれません。アメリカではのびのびになっていた量的緩和の縮小、11月の大統領選中間選挙に向けて共和党のオバマ政権への対立路線が顕在化。6月のサッカーW杯後は毎回各国市場が軟調になるジンクスもあるし、世界的に不安要素は多いですね」

 2014年も「半年投資術」は威力を発揮しそうだ。

◆1月に動く大衆資金で稼ぐ「NISAの先回り」とは

「証券業界で話題のNISA口座。投資家ならぜひ利用したいですが、ここはNISAスタートで動く大衆資金の先回りをするのがおもしろいですね」

 NISAは、来年から株を売ったときの利益や株式配当の税率が、これまでの約10%から20%に引き上げられるのとセットで導入され、1人年間100万円までが5年間非課税となる。

 イギリスで国民の4割が利用するという「ISA(個人貯蓄口座)」に「ニッポン」の「N」をつけて命名された。税制優遇によって家庭のいわゆる「タンス預金」を市場に引き出すのが狙いで、日本証券業協会が「剛力彩芽のNISAラクラクWEB」をつくるなど業界は大騒ぎだ。

 では土居氏のいう「NISAの先回り」とはどんな戦略か。

「NISA口座は1人1口座のみ、4年間は金融機関を変更できないといったルールがあるので、広告合戦も激しくなりますね。

 また、いったん株を売ったらその枠は使えないので、投資家の多くは、長期保有向きのREIT(不動産投資信託)や高配当株、株主優待銘柄などを来年の1月から3月半ばまでに購入することになるでしょう。

 ですから今年、もう日がありませんが12月のうちにそういう銘柄を買って、3月初めに売るのがおすすめ。間接投資のeワラントは非課税対象外ですから直接の恩恵はありませんけど、NISAで動く大衆資金によって稼ぐことはできます」

 では、どんな銘柄を買えばいいのか?

◆数か月限定ビギナーも安心!“レバトラ”日経平均投資

「アベノミクス効果がようやく出て、増えたボーナスで初めての投資。でも、何を買えばいいのかわからない。そういうビギナーにおすすめなのが、『日経プラス5倍トラッカー』です。

 NISAスタートによる利益確定のための駆け込み売りで、12月はいったん日経平均も下落が予想されます。それで1月から個人投資家1人あたり100万円が大量流入されるわけですから、日経平均は上がって当然ですね」

 7月に取り扱いが開始された「レバレッジトラッカー」は日経平均にレバレッジ投資できるトラッカー(詳しくは下コラム参照)。数千円から投資できて最大損失は投資元本に限定され、同様の他商品「ブルベア投信/ETF」のように相場が上下しても目減りしない。

「“レバトラ”は、今回のような数か月限定の投資にも向いています。ベストは3月半ばまで。遅くとも4月には売却してください」

 さまざまな要因から上昇が見込まれるこの3か月。ビギナーならあれこれ銘柄を選ぶより、ひとまず日経平均にレバレッジ投資できるレバトラをお試しあれ。

◆成長分野に乗るならバスケットeワラント

健康・医療戦略推進バスケットeワラント せっかく増えたボーナスでもう一銘柄、と考えるビギナーには、もう一つのお薦めもあるという。

「9月に発売した『健康・医療戦略推進バスケットeワラント』はどうでしょう」

 前回も東京五輪関連の『首都臨海ワクワク大改造』を推した土居氏。同テーマの複数銘柄に低コストで投資できる“バスケット”は、eワラントの特徴を活かした商品だ。

「成長戦略の核の一つとして内閣に『健康・医療戦略推進本部』が設置されるほど重点が置かれているバイオ、医療関連ですが、先端技術などが入りくんでいて、一般人にはどの銘柄がいいのか非常にわかりにくい分野です。でもバスケットならビギナーにも手を出しやすいのではないでしょうか。

 そもそも、バスケットの15の構成銘柄を個別株で買うと900万かかりますが、バスケットなら数千円から買えます」

 冬にもらったボーナスが、春にはさらに増えて戻ってくる。半信半疑な方も、少額から買えて損失は投資額に限定されているeワラントなら、試してみる価値は大いにありそうだ。

◆「半年投資術」とは?

 土居氏の著書『勝ち抜け! サバイバル投資術』(実業之日本社刊)で紹介している、「機械的にハロウィンからゴールデンウィークまで買う」投資術。先進国の成熟市場では、投資家の動向に一定のパターンが出るのを逆手にとったもの。シンプルな分だけ盲点になりやすく、効果は大きい。たとえば「11月に買って4月に売り、それ以外は安全資産にしておく」ルールで日経平均に投資したとすると、全体では1990年12月末から2011年6月末の20年半で60.1%も下落した相場にかかわらず、35%プラスになる。さらに’12年秋から’13年春は、日経平均で8928円29銭から1万3860円86銭で53%のプラスになる。

◆ド素人のためのeワラ基礎知識

 株式、複数の株をセットにしたバスケット、金などの商品、日経平均などの指数、ドル円をはじめとする為替と、幅広い投資対象が選べるeワラント。一見複雑そうだが、投資対象が値上がりすると思ったら「コール」、下がると思えば「プット」を、リスク(トウガラシの本数で示される)とレバレッジ(値動きの大きさ)を考えて選べばいい。あとは値動きを見て売却するか、満期で清算されるのを待つだけだ。

 直接投資には最低数十万円必要な大型株へも3000円程度から投資できるし、先物取引のような追証がないから投資額以上の損失もない。ビギナーにもぴったりな「投資のバッティングセンター」(土居氏)だ。バリエーションとして日経平均/米ドル相場がいくらになるか予想して投資してレバレッジがきく「ニアピン」、国内外の株価指数、為替相場、商品相場を対象に満期まで数年の中長期投資ができる「トラッカー」(レバレッジなし)、今回「1本決め」に取り上げた「レバレッジトラッカー」がある。

★3000円から投資可能
★値上り=コール/値下り=プット
★最大損失も投資額まで

◆土居の1本決め!
いますぐ「プラス5倍トラッカー6回」を買って3月半ばに売る


<銘柄>日経平均プラス5倍トラッカー

土居雅紹氏「期間限定の投資だけに、より倍率の大きい『プラス5倍トラッカー』。満期日とレバレッジを考えると、5月満期の6回がベストでしょう。6000円弱(11月中旬)から投資できます。NISA口座に入れるために12月中に売りに出す人が多いですから、買うのはすぐがいい。NISA口座への資金移動は早めに行われるでしょうから、3月半ばくらいが売りどき。遅くとも内外に不安材料が出始める4月には売りたいですね」(土居氏)

◆レバレッジトラッカーとは?

 日経平均に数千円からレバレッジ投資できる商品で、今年7月に取引開始した。買取価格が日経平均の変動幅のプラス5倍に連動する「プラス5倍トラッカー」と、マイナス3倍に連動する「マイナス3倍トラッカー」の2種類。日経平均にレバレッジ投資可能な他商品、ブルベア投信/ETFとは下表のような違いがある。

レバレッジトラッカー

レバレッジトラッカーは相場が戻れば、買取価格がほぼ元の水準まで戻ってくる(自動ロスカットが実行済みである場合や、配当落ち日などを除く)

eワラント

勝ち抜け! サバイバル投資術

中国バブル崩壊、米国発世界恐慌…ミッションは生き残り。日本と世界のこれから、次のバブルの見つけ方、グローバル経済時代の攻めと守りの最善手を、プロ中のプロが説く

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