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【Copa do masunald】元日本代表サッカー選手も参加。被災地少年たちの励みに

Copa do masunald

現役選手たちから提供された賞品の一部。13人の現役Jリーガーから賞品が提供された

 1月4日(土)東京にて、元日本代表サッカー選手たちとファンの交流イベントが開催された。元選手たち指導によるトレーニング教室、ファンや選手たちも混ざっての試合などが行われ、試合中にわざとボールキープをして離さない平瀬さんのプレーなどに歓声や笑い声が起こり、イベントの最後には、現役Jリーガーたちのサイン入りスパイクが賞品となったジャンケン大会なども行われ、大いに盛り上がった。  このイベントの中心となっているのは、鹿島などで活躍した元・日本代表の増田忠俊さん。このイベントはその増田さんの名を冠して「Copa do masunald」と名付けられており、毎回、増田さんの呼びかけでさまざまなゲストがやってくる。今回ゲストとして参加したのは、鹿島や仙台でプレーし、現在はベガルタ仙台アンバサダーとして活躍中の平瀬智行さんと、広島・横浜FM、日本代表で活躍し、現在も社会人リーグの廿日市FCで現役を続けている久保竜彦選手。
Copa do masunald

元日本代表の増田さんから直接指導を受ける参加者たち。ちょっと緊張気味?

 実はこのイベント、昨年から企業や個人の協賛金などを募り、東日本大震災で激しい被害を受けた岩手県大船渡市のサッカー少年団、FCサンアルタス大船渡を招待している。FCサンアルタスに限らないが、現在小学校のグラウンドなどには仮設住宅が立ち並び、サッカーの練習は夜間照明のあるグラウンドなどを転々として行っているという。 「普段は照明を付けながら練習をしているので、のびのびとした中で、プレー出来るのが嬉しいです。 (このイベントに参加して)プロの選手たちのキックフォームを参考にしてます。後、久保さんからタックルを受けたのもいい思い出です」(FCサンアルタス・佐藤慎慈君)  イベント中、合間を見てゲストにサインを貰ったり、記念撮影をしたりする参加者も見受けられ、終始和やかなムードでイベントが行われた。ちなみにこのイベントのスタッフはすべてボランティアで、鹿島サポーターが中心となって行われているが、イベントには鹿島サポーターだけではなく、仙台、柏、広島、横浜FM、千葉、札幌など様々なチームのユニフォームをきたサポーターが見受けられた。  イベント終了後に開かれた交流会で、平瀬智之さんが過去に出演していたCMの商品にサインを貰う鹿島サポーターの姿が……。「平瀬さんはみんなから愛される選手でしたから、こうしたことも気軽に引き受けてくれて、やっぱり変わってないですね。いい思い出になりました」(サインを貰ったサポーター) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=566245 ◆参加したゲストのコメント 「去年来ていた岩手の子たちとまた会えて嬉しいですね。僕も被災地出身の選手と色々と話をすることもあるし、被災地の子供たちが少しでも早くサッカーに熱中できるような環境になれるように、可能な範囲で頑張っていきたいです」(久保竜彦選手) 「現役のとき、震災があって被災地の子供たちにボールを届けるといったことをやってきましたが、今はアンバサダーとして引き続きサッカー教室や、今回のイベントなどに参加できるのが嬉しいです。引退してもこういったイベントで、ファンの皆さんとのつながりを大切にしていかないと、日本のサッカー界が強くなっていかないと思います」(平瀬智行さん) 「今までは仲間内でやっていたイベントですけど、協力してくれる人が増えてきて、現役の選手たちも賞品を提供してくれるのでありがたいです。こうしたイベントで、色んなチームのサポーターの交流が増えたりすることは日本サッカーが強くなっていくことにも繋がると思います。自分たちのチームだけ応援するのではなくて、色んなサポーターと交流をして、サッカーを見る目を肥やしていったりとか。サポーターの力って本当に大きいと思うので」(増田忠俊さん) <取材・文・撮影/トモMC>
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