家賃半額の事故物件に住むのは損か?得か?
―[[ヤバすぎる激安商品]を試す!]―
日刊SPA!「噂の[激安商品]を試した!」特集では、ルンバやマッサージなど5本の激安商品をレビューしたが、今回はさらにスケールアップ。事故物件や金融車などある意味「ヤバすぎるため、安くて当たり前!」な商品をガチで試して、その実力度を検証してみた!
◆前入居者が浴室で自殺!家賃半額の事故物件に住む『激安賃貸物件』2万6000円
事故物件は、相場よりも格段に安く入居できるが、気味悪がって躊躇する人も少なくない。しかし、ルポライターの森史之助氏は、あえて「50代男性が浴室で自殺した部屋」を選び、現在も住んでいる。
「以前住んでいた団地の取り壊しに伴い、早急に明け渡す必要がありました。経済的に苦しかったので、友人に相談したら“訳アリ物件は?”と言われ、その手があったかと」
森氏が契約したのは、かつて公団住宅と呼ばれた「UR」賃貸物件。都心から電車で約30分の立地にある団地で1K35平方メートル、家賃は通常5万2000円のところ、半額の2万6000円と破格だ。
「URの場合、事故物件は“特別募集住宅”と呼ばれ、入居してから一定期間は家賃半額です。UR都市機構のHPにも物件情報が載っていますよ。今では事故物件を専門に扱うサイトもありますし、一般的な賃貸物件サイトでも“告知事項”でキーワード検索し、実際に問い合わせて事故物件とわかることもあります」
霊的なものは意に介さないと言う森氏だが、「当初はさすがに気になった」とか。
「前の入居者と思しき人が“本当にココでいいのか?”と出てくる夢を何度も見ました。だから入居当初は浴室を常に清潔にして、たまに缶ビールを供えてました。今は夢も見なくなり、普通にお風呂も使っています」
ただし、事故物件に住むデメリットもないわけではない。
「友達が寄り付かなくなりました(笑)。あと、隣の人が騒音が聞こえるといって何度かクレームをつけにきたのですが、音も立ててないし私には聞こえない。実際何もしていないんです。ただ、割引期間の1年も終わってしまい、引っ越しを考えたいと思ってます。当然、割安な事故物件は第一候補ですよ」
心霊現象や隣人からのクレームに対応できる強いハートの持ち主なら、この値ごろ感はお得かも!?
【オススメ度:4】★★★★☆☆
霊感が強い人はもちろん、友人を部屋に招く機会が多い人には向かない。住むなら値段・間取り・事故内容もさまざまなので、考慮して選ぶべし
【森史之助氏】
ルポライター。著書は体験記『事故物件に住んでみた!』(彩図社)等
― [ヤバすぎる激安商品]を試す!【2】 ―
『事故物件に住んでみた!』 通常の「お部屋探し」では味わえない恐怖とスリルに満ちたものだった……。 |
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