業界通がこっそり教える「今のうちに買っておくべきVAIO」
―[[VAIO]はどこへ向かうのか]―
ソニーがVAIO事業から撤退する――このニュースは少なからぬPCファンを動揺させた。’97年のデビュー以来、物欲をそそるモデルを発表し続け、われわれの財布を脅かしてきた輝かしいブランド。今のうちに買っておくべきモデルは?
◆業界通がこっそり教える「今のうちに買っておくべきVAIO」
【ITジャーナリスト・本田雅一氏選】
●唯一の「インスタントゴー」対応モデル『VAIO Duo 13』
昨年のモデルから「インスタントゴー」に対応。スライドさせることでタブレットとノートPCを行き来するユニークな形状が人気。ソニーストア価格15万3800円~
Windows8.1のウリである「インスタントゴー」をサポートする唯一のモデル。「スリープ状態でもネットワークに常時接続し、最小限の消費電力でPCを最新の環境にしてくれるモバイラー垂涎の技術ですが、実装が非常に面倒なんです。世界でも対応機種は少ないので、これは価値あるモデル。Duo13は新会社では継続されないだろうと噂されており、入手するなら今のうちかも」(本田氏)
●Corei7搭載のタブレット『VAIO Tap 11』
タブレットとBluetoothキーボードを重ねておくだけで、キーボード側も充電してくれる仕様が便利。ソニーストア価格11万9800円~
タブレットと専用キーボードがセットになったコンパーチブルモデル。「CPUに、インテルのCorei7の中でも特に省電力なYシリーズを採用。省電力だけど非力なAtom(タブレットでは主流)などではなく、きちんとインテルコアをタブレットのフォームファクターに入れてきた点が画期的」(本田氏)。このモデルも、新会社では継続されない可能性が高いという。
【ジャーナリスト・大河原克行氏選】
●モバイルへのこだわりを極めた逸品『VAIO Pro 11』
質感やデザインなどを見せびらかしたくなるというのもモバイルにとっては重要な要素。このモデルは新会社でも継続されるとか。ソニーストア価格10万4800円~
770gの重さに約11時間駆動のバッテリーというスペックだけでも魅力的だが「クラムシェルでありながら、タッチをしてもぐらつきが少ないよう、液晶部で底面を固定するデザインを採用している点が気に入っています。取り扱いが難しいUDカーボンを採用したことも軽量化に寄与していますが、これは10年かけてモノにした素材。そうしたチャレンジ精神の成果という点でも評価」(大河原氏)。
― [VAIO]はどこへ向かうのか【3】 ―
『VAIO Duo13』 2013年夏モデル SVD13219CJW |
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