外国人に聞いてみた「ニッポン人の許せない食べ方」
2013年12月、「和食」が見事、ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的にもブームになっている日本食。
しかし、このニッポン人の食について、外国人の視点から見ると、意外な点で奇妙に感じることも少なくない。
中国人妻を持つTさん(商社・36歳)は、「<お好み焼き+ご飯>批判と同じロジックは我が家でも。ボクの大好きな“餃子ライス”を妻は『あり得ん!』と。そもそも『朝から米食うなんて日本人は変態!』とバカにされます。そして『梅干とはお菓子である。酸っぱい梅干しで米を食う日本人のことを許せない』」と結婚5年目という今も埋まらない溝があるという……。また、韓国人のユナさん(主婦・39歳)は「夫が甘い卵焼きが好きなのが気持ち悪い、なんで砂糖なんか入れるの?」と、食卓においても隣国のプチ反日抗議が勃発中!? 元同盟国ドイツからもこんな声が。「トンカツ定食に連れていくと、キャベツを生で食べるとは信じられない、と最初ドイツ人はみなビックリする。でも一度食べると、トンカツとキャベツとソースのハーモニーに降参して、『おいしい!』と」(Yさん・翻訳・39歳)。
フランスのドディンさん(団体職員・40歳)は「日本大好きだけど、一つの皿にいろんなおかずを載せて食べるのはイヤだね。お茶漬けも正直気持ち悪い。それと納豆はノン」。
マナーの違いやくせのある食材はさておき、食に関してこんなトラブルに遭ってしまった日本人も……。
「商談で行ったニュージーランドでは鯨は神の使い。それを食べる日本人は野蛮人!と現地の人に殴られた」(飲食・37歳)。
さらには宗教観の違いがもたらすこんな話も。
「仏教徒チベット人は殺生に抵抗があります。同じ命には変わらないけれど、ヤクや牛なら1頭で家族何人もが食べられる。でも、日本のシラス丼やイクラ握りなどは、一人前、一口の中にこんなにたくさんの命が!! と思うとむごすぎてとても食べられません」(タシさん・商社・37歳)。
外国人の人から見れば、日本人の食についても奇妙に思える習慣があるのは文化の違い故にお互い様であり仕方がないもの。
しかし、同じ日本人の間でも、「許せない食べ方」というのは存在している。7/29発売の週刊SPA!の特集「[許せない食べ方]大研究」では、マナーや食材の組み合わせ、調味料の使い方など、食事に関して人が「許せない!」と感じるポイントをリサーチしている。 <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/佐藤ワカナ>
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