更新日:2014年09月01日 09:06
デジタル

情報収集には必須のツール【ニュースアプリ最前線】

◆速報性、UI、コンテンツ、好みに合わせて選ぼう!  今やネット上には大量の情報が流れ、その中から求める情報を見つけ出すのは至難の業。そんな中、進化を遂げた情報収集ツール「ニュースアプリ」が話題だ。これらのアプリは、スマホに最適化された読みやすさが特徴。さらにネット上の膨大な記事の中からユーザーが読みたいと高確率で思うだろう記事を、厳選して配信している。こうしたニュースアプリは、今やゲームアプリにも劣らない急成長を遂げている。例えば「SmartNews」は、’12年にリリースされてから、たった14か月で300万もダウンロードされ、勢いはまだまだ止まらない。 ◆紙の新聞のようにページをめくれば内容が頭に入る「SmartNews」
藤村厚夫さん

SmartNews 藤村厚夫さん

 ではなぜニュースアプリは、これほど人気なのか? 一日に約1000万の記事をチェックし、話題になっている記事だけを配信するというSmartNewsの本社を訪ね、その秘密を聞いた。同社の事業開発担当の執行役員、藤村厚夫さんは次のように語る。 「SNSへの投稿を大規模に解析し、話題の記事をほぼリアルタイムで配信できるのが強みの1つです。でもそれだけでは、ユーザーに長くは使ってもらえません。そこで重要視しているのが、アプリの使い心地のよさを追求すること。新聞をパラパラとめくっていく感覚を最大限アプリで再現できるようにしています」  確かに、ページをササッとめくっていくだけで、どんな記事が書かれているのかがわかる気がする。この紙の新聞や雑誌を読むような感覚はどう実現したのか? 「データを先読みしたりきめ細かくチューニングしています。細かいことですが、記事の見出しの表示法にもこだわっています。日本語を解析し、不自然な場所で改行されないようにしています」  こうした工夫で、パッと見た瞬間に頭の中に内容が残るSmartNewsは、通勤電車などの隙間時間に世の中の動きを素早く把握するのに適したアプリだ。 ◆ユーザーの興味を学習して好みに合う記事をレコメンド「Gunosy」
Gunosy

Gunosy CEO 福島良典さん(写真左)とGunosy COO 竹谷祐哉さん(写真右)

 次に訪れたのがGunosy。 「フェイスブックやツイッターで記事へのリンクが貼られ、いいねやリツイートがされていることが多いですよね。これは、記事に対する人気投票が行われているのと同じこと。それを解析し、話題性の高い記事を抽出して配信しているんです」  とGunosyの基本的な仕組みを説明してくれたのはCEOの福島良典さん。 「さらにアプリを使うほどに、ユーザーがどんな記事に興味を示しているかは、どんな記事を読んだかや、いいねをしたかなどに自然と表れます。その行動を把握しユーザーの好みに合わせて、新たな記事をレコメンドするんです」  使ううちにレコメンドされる記事の精度は上がっていく。より効率よく、自分の興味を深めていく人向けのニュースアプリがGunosyなのだ。 ⇒【後編】『ニュースアプリは好みに合わせて上手に選ぶべし』に続く https://nikkan-spa.jp/695594 ― 百花繚乱!ニュースアプリの最前線【1】 ―
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