前代未聞のネット花火大会が開催! 映像クリエイターによる自作“花火”が集結
「花火大会は人が多くてイヤ!」そんなことを言って、この夏どこの花火大会にも行かなかった方に朗報。3連休の初日の10月8日(土)、ネットで見られる花火大会『パーティキュラー花火大会』が開催される。しかもこの花火大会で打ち上げられる花火は本物の花火ではなく、一般公募で映像クリエイターたちから集まったアニメや3DCGを駆使した映像作品だという。
この前代未聞の花火大会を主催しているのは、映像編集ソフト「Adobe After Effects」の使い方などを紹介する書籍『萌えるAfter Effects読本2』の制作スタッフたち。イベントの楽しみ方をスタッフの一人であるllcheesell氏に聞いた。
――イベントをやろうと思ったキッカケは何ですか?
llcheesell 「お祭りってもともと、みんなで参加して楽しいものだと思うんです。花火も多くの人が見に行きますよね。そのお祭りがオンラインに差し替わった時でも、一つの物を見てみんなで楽しむっていう意味で根本は変わらないと思うんです。あとは、『映像を使って楽しむ』といういことがテーマで、何か今までになかったようなことをしてみたかったんです」
――どんな花火が集まりましたか?
llcheesell 「制限をできるだけ少なくしたので、現実にはありえないような面白い花火がありましたね。60本近く集まったんですけど、ひたすら綺麗な花火を映像で追求しているものもあったし、花火の概念を覆すような一つの作品として仕上げたものもありました。クリエイティブって良いなって改めて感じました」
――他にも見所はありますか?
llcheesell 「集まった花火の打ち上げはもちろん、現役の映像クリエイターによるトークや投票結果の発表などが予定されています。また、バーチャルな花火の作り方の実演などもあります。花火の応募はもう締め切っていますが、視聴者からの人気投票によるMacBookAirなどの豪華賞品も用意されているので、ぜひ遊びに来てください」
家にいながら楽しめる花火大会、家で一人で見ても他の視聴者と一緒にコメントで盛り上がれそうだ。ビールとおつまみ片手に秋の夜長に花火を楽しんでみてはいかがだろうか。
◆パーティキュラー花火大会
10月8日(土) 20時~23時頃までウェブサイトにて生放送予定
http://ae-users.com/jp/particular-hanabi/
◆「萌えるAfter Effects読本 2」とは?
動画制作ソフト「Adobe After Effects」をテーマにした擬人化イラストと、現役の映像クリエイターによるTips記事、そしてインタビューなどを掲載した同人誌で、SideGraphから今年の夏に発売された。2011年10月初旬現在は売り切れが続いており、いまは第2刷を準備中。
・萌えるAfter Effects読本2 詳細ページ
http://www.sleepwalker.jp/archives/1100
取材・文/小島紋菜
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