お金

髪の毛が6万円超で売れる!? 楽してカネを稼ぐ究極の方法

T田さん

「あと3か月くらい伸ばせば、2万円くらいにはなりそうです」(T田さん)。剛毛はカネになるのだ

 ヤフオクのカテゴリに「スキル」が新設されるなど、ここ数年、ネット上では個々の知識や時間を切り売りすることが目立つようになってきた。スキルだけでなく、自分の身体的特徴や性格、趣味なども意外とカネに換金できるのだ。それは決して、「他人が持ってない、唯一無二のもの」というわけではない。誰でも持っている資質、いわゆる「平凡な才能」が、予想外のところでお金を生み出すのだ。 「1か月に3センチ以上は髪が伸びます。散髪代がかさむし、昔は剛毛が悩みでしたね」  そう語るT田さんは、工場勤務の30歳だ。基本的に人前に出ない仕事のため、現在のヘアスタイルは“伸びっぱなし”状態。そして、もっさりと蓄えた長くて重い毛髪を定期的に切り落とし、ネットオークションで売っているのだという。剛毛まではいかなくとも、「髪の毛」なんてほとんどの人が持っている「平凡な才能」のはず。しかし、いったいどんなマニアが中年男の髪の毛を買うんだ!? 「人毛って、カツラを作ってる業者が高く買ってくれるんですよ。1年かけて40センチ以上伸ばしたときは、6万円以上で売れました。まさに『カネのなる頭』(笑)。カラーやパーマで痛んでいない黒髪、レイヤーを入れていないワンレングス、証拠として断髪時の写真を載せるなど、細かい条件を満たすと落札率がアップします」  正式に買い取り窓口を設けている業者もあるというが、男性の場合は断られることもあるため、いつでも自由に取引ができるネットオークションに行き着いたというT田さん。手入れが面倒な剛毛も、いっそ放置してしまえばお宝に変わるのである。  8/26発売の週刊SPA!に掲載されている『[平凡な才能]をカネに換える技術15連発』では、上記のT田さんのような「特筆すべきでもない才能・資質」を換金するテクニックを紹介している。ナルシスト、性欲絶倫、テレビっ子、落書き、ドM、時間厳守など、努力せずとも誰もが持ち合わせてそうな「才能」がどこでお金に生まれ変わるのか、経験者の話をもとに徹底伝授。気づいてないだけで、あなたにも眠れる「平凡な才能」があるのかもしれない! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!9/2号(8/26発売)

表紙の人/大谷翔平

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