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lyrical school・ワンマンライブレポ――6つの“PRIDE”を懸けた旅、ここに始まる

 去る11月2日、東京・恵比寿のライブハウスLIQUIDROOMにて、lyrical school(リリカル・スクール)のワンマンライブ「lyrical school oneman live 2014」が開催された。
lyrical school

lyrical school

 lyrical schoolは、女性6人組“清純派”ヒップホップアイドルユニット。2010年に「tengal6」としてデビューし、2012年8月から、タワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」への所属を機に「lyrical school」にグループ名を変更。男女ともに共感できる歌詞と、ポップなサウンド、キュートなラップで着実に人気を集めてきた。2度のメンバーチェンジを乗り越え、今回のワンマンライブは彼女たちにとって最も大きな規模となった。
LinQ 深瀬智聖

深瀬智聖 from LinQ

 当初、雨予報だった東京は晴れ、リリスクの“ハレ”の舞台を飾るにふさわしい一日となった。会場は、彼女たちを祝うファンと関係者の花に彩られ、入場時にはヘッズ(lyrical schoolのファンの愛称)の有志によって、メンバーそれぞれの担当カラーのサイリウムが配られた。  開演までのおよそ30分間は、オープニングDJとしてLinQ・深瀬智聖がブースに立った。韻踏合組合、EVISBEATS、餓鬼レンジャーなどヒップホップ好きを唸らせるような曲から、広く親しまれるRIP SLYMEの曲まで、サービス精神に満ちたDJでフロアをだんだん暖めていく。  照明が落とされ、スクリーンには舞台裏で円陣を組む6人の姿が映し出された。オープニングを飾ったのは『brand new day』。木村カエラらの楽曲プロデュースを行うAxSxEによるナンバーで、新たな日々の幕開けを予感させるスタート! ライブ序盤から、メンバーとヘッズによる息の合った「リリカルスクール!」の掛け合いは見事の一言だ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=744562  ライブ前半は、tengal6の時代から長く歌われている曲が中心となっており、6人それぞれのラップの個性が鮮やかに切り取られ、確実に自分たちのものにしていく彼女たちの姿がそこにあった。MCでは、満員の会場を見て「ビックリした」「泣きそうになった」とメンバーは口々に語っていた。  バックDJの岩渕竜也の繋ぎによって、ライブは流れるように進行していく。奇をてらった演出はなく、一つひとつの楽曲に心を込めて歌い上げる彼女たち。その、4年という歳月で積み重ねてきたステージに対する真摯さは、今この瞬間を楽しもうというメンバーの自信と誇りの現れなのではないだろうか。  ライブが中盤に差し掛かると、リリスクの6人が横一列で正面を向いて一言ずつ口にする。「11月2日、恵比寿リキッドルーム。4年前の10月11日にデビューして、初めはヒップホップを聴いたこともなかった私たち。いくつものステージを重ねてきたからこそ、今なら胸を張ってこう言えます……」  その言葉に続いてリーダーのayakaが「ラップをするのは楽しいです!」と叫び、夏を彩るダンスナンバー『FRESH!!!』へ。本作は、メンバーと同世代で、神戸在住のトラックメイカー・tofubeatsが手掛けたもので、会場は大盛り上がり。スクリーンには漫画家・ナカGが描いた6人のキャラクターによるアニメーションVJが映し出され、ヘッズたちは思い思いにカラダを揺らしていた。
lyrical school

6人の楽しい気持ちがこちらにも伝わってくる

 続いて『リボンをきゅっと』『PARADE』『プチャヘンザ!』というキラーチューン連発のセットリストで、フロアの盛り上がりは最高潮に。メンバー6人が“楽しい”という気持ちをありのままに表現することで、その“楽しさ”は多くの人に伝わっていく…まさにそう感じた瞬間だった。lyrical schoolはどこか切なく、それでいてエネルギッシュだ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=744568  ライブ終盤の『bye bye』は、かつてグループを支えてきたmarikoとerikaの、卒業の折に歌われてきたメロウなナンバーだ。本公演で『bye bye』を披露したことには、なにかに「サヨナラ」を告げる意味があったのかもしれない。  そして『photograph』のイントロがかかると、会場は6色のサイリウムに彩られ、メンバーにとっては思わぬサプライズとなった。「まだまだ、みんなの声を聞かせて」とのメンバーの煽りにヘッズの期待はさらに高まる。
lyrical school

会場は6色のサイリウムに彩られた

 ラストの新曲『PRIDE』は、グループ結成当初から楽曲を手掛けてきた作詞・岩渕竜也、作曲・坪光成樹、編曲・高橋広祐のタッグによるもの。ずっとメンバーを近くで見てきた彼らだからこそできた、“今”のリリスクを表明するにふさわしいシリアスナンバーとなっている。  アンコールは、lyrical schoolとしての門出を飾った『そりゃ夏だ!』から始まり、会場はますます熱を帯びてゆく。ここでスペシャルゲストとして、LinQの深瀬智聖が再びステージに登場し、彼女とのコラボ曲『S.T.A.G.E』を披露。「いつもは一人でDJしながら歌っていて寂しかったから、2年越しにコラボで歌うことができてうれしい」と語った。  アイドル好きであるayakaは、興奮気味にLinQ Ladyの魅力を熱弁。深瀬が舞台袖で投げキッスをしたのを見るや「今、あたしに投げキッスしたよね!?」とアイドル好きならではの「#ayaka_kimoi」ワールドが広がっていた。  リリスクを象徴する『6本のマイク』では、自分たちの成長と決意を物語る新しいリリックと、パートごとにそれぞれメンバー手書きの歌詞がスクリーンに映し出された。minanは、自身のパートで感極まって、思わず言葉を詰まらせていた。「6MIC+2MIC」というリリックがmeiのパートに盛り込まれていたのは、卒業した二人の思いも乗せて新たな一歩を踏み出そうとする彼女たちの気持ちそのものだろう。  ライブでは終始、ミラーボールより輝く彼女たちの笑顔に魅了された。メンバーとヘッズによるフロアの一体感と熱量は、次なるステージへ踏み出せる勢いのあるグループならではのものだった。  来春ニューアルバムが発売されるという、リリスクからのうれしいプレゼントも。最後は、ファンとメンバー、そしてスタッフも集合しての記念撮影。「帰り際、カメラにピース!」の合言葉とともに、33曲という怒濤のセットリスト、そして2時間半にわたるパーティーは幕を下ろした。 lyrical school 10月28日発売のシングル『PRIDE』で、自己最高のオリコン週間ランキング9位を獲得したlyrical school。6本のマイクとヘッズの力が“アイドル”と“ラップ”の垣根を越えて虹の架け橋となることを願っている。 ●lyrical school『PRIDE』(MV) – (http://youtu.be/y8rfgKYHIV8
<LinQ 深瀬智聖 出演ライブ情報> 「LinQ Lady Super Live Tour 2014 ☆Club Night in Tokyo☆」 日時:11月23日(日) 17:30開場/18:00開演 会場:渋谷・SOUND MUSEUM VISION http://www.vision-tokyo.com/event/linq-lady-super-live-tour-2014-%E2%98%86-club-night-in-tokyo%E2%98%86 【lyrical school oneman live 2014 @LIQUIDROOM セットリスト】 1. brand new day 2. tengal6 3. Myかわいい日常たち 4. 決戦はフライデー 5. perfect☆キラリ 6. Maybe Love 7. ルービックキューブ Fragment remix 8. もし ~MC~ 9. fallin’ night 10. しってる / しらない 11. でも 12. P.S. 13. まちがう 14. 流れる時のように 15. 抜け駆け ~6人の語り~ 16. FRESH!!! 17. リボンをきゅっと 18. PARADE 19. プチャヘンザ! 20. わらって.net 21. Akikaze 22. bye bye 23. ひとりぼっちのラビリンス 24. ケセラセラ 25. Sing,Sing 26. おいでよ 27. photograph ~MC~ 28. PRIDE <アンコール> 29. そりゃ夏だ! 30. wow♪ -okadada remix 31. S.T.A.G.E feat. 深瀬智聖(from LinQ) ~MC~ 32. 6本のマイク 33. tengal6(アコースティックver.) <取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平>
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オリコン週間ランキング9位、その先へ


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