圧倒的に安いPB商品。でも中身は大手メーカー製の事情
―[[どっちが得か?]16本勝負]―
音楽は「ネットでダウンロード」が優勢だったが、最近になってアナログの良さが再評価され、レコードの生産・販売数が増えているという。ならばと世の対極にあるものをサラリーマンにお得な目線で比較してみた!
<お得&便利対決編>
【実店舗】NB(ナショナルブランド) vs PB(プライベートブランド)
◆PBでも中身はNBの事情
コンビニやスーパーなどの小売店が企画開発したプライベートブランド商品(以下PB)は、メーカーごとのナショナルブランド商品(以下NB)に比べて圧倒的に安いのが特徴。以前は有名NBのパッケージをマネたり、製造者が明記されない、クオリティが明らかにNBより低いといった“格下げ感”も否めなかったが、今では品質も格段に向上している。
「今や大手小売店のPBの中身は、製造者が明記されていなくても大手NBメーカーが作っていることがほとんどですよ」と語るのは、テレビ等でもおなじみの経済ジャーナリストの荻原博子氏だ。
「そもそも、NBが売れなくなり、生産工場の稼働率を下げたくない大手メーカーが、多少安く買い叩かれても、一度に大量の受注を確保できる大手小売店のPB製造に乗り出したというのが実情です」
もちろん原材料費をNBより抑えてはいるが、パッケージデザインや広告費の分を大幅にコストダウンできるため、「価格の割安感ほどには品質の変わらないPBのほうが、消費者的にはお得に感じるのでは」という。
<WIN>PBで問題ナシ!
男性のスイーツ需要を掘り当てたファミマ「俺のスイーツ」や、NBより割高でもヒットしたセブン「金の食パン」など、PBのブランド価値自体も上がっている
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