家族の“絆”で稼ぐ母娘売春婦。店にも属さず祖父母も公認
庶民は一向に景気上昇を実感できぬまま。しかし、それをあざ笑うように懐を肥やす人々。その周りにはその「甘い汁」を吸おうと魑魅魍魎が跋扈、裏稼業の面々だ。彼らはどういった人間に寄生しカネを稼ぐのか、追った!
◆店にも属さず祖父母も公認。家族の“絆”で稼ぐ母娘売春婦
今や日本国内だけでも100万人を超えると言われるシングルマザー。もちろんそんな彼女たちとて裏稼業の世界と無縁ではない。大阪市在住の石田真奈美さん(仮名・43歳)は高校生である優香さん(仮名・17歳)とともに売春で収入を得るシングルマザーの一人だ。
「もともと、愛人バンクや出会い喫茶で客を取っていた経験があって、今の相手はそこで知り合った上客。数はざっと200人ほどになります。レストランでご飯を食べて、上の階でエッチをするというのがいつもの流れでした」
1回5万円。チップも含めればひと月の稼ぎは250万円を超えるときも。しかもこの親子、風俗店などの仲介者を一切介さず春を売る正真正銘の母娘売春婦である。
「お店で働くメリットは身の保障。逆に言えばここだけ。それだけで売り上げの5割を取られるのは割に合わない。年老いた両親も売春を公認しているので、仕事に行くときは必ず相手の名前と電話番号、それにホテル名と車のナンバーを書いたメモを残していきます。少しでも帰りが遅くなれば即警察に通報してもらう約束です」
一方、娘の優香さんは母のように本番はせずともデートだけで月に30万~40万円を稼ぐいわゆる「茶飯女」と呼ばれる女のコだ。
「やり始めたのは高校生になってから。この前も某大手レコード会社のお偉いさんとご飯行っただけで5万円もらっちゃった(笑)」
現在は親子で娘の“処女オークション”の計画を練っている最中。
「お客さんに『私、処女なんだ』って言ってたら『じゃあ、18(歳)になったらいいことしよう』と言うんです。それでお母さんといくらで売ろうかって相談中。でも、本当は実家で同棲している彼氏もいるし、処女も去年に彼氏に捧げちゃったからね(笑)」
来年には優香さんも晴れて、母と同じ売春婦デビューの予定だ。
<1か月の稼ぎ/300万円>
親子の楽しみは上客に連れて行ってもらう家族旅行。当然代金はタダ。その上で20万円以上のお小遣いをもらう。「男は娘と会うと私が本気だと思うみたい(笑)」
― [裏稼業の給料]公開 2014年版【3】 ―
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