新橋サラリーマンは「意識高い系ワード」に意外と寛容!?
頭よさげな言葉や、やる気に満ちた言葉で自分を過剰演出することでしばしば揶揄される「意識高い系」。彼らの同じ言葉を聞いても、自分の年齢、相手との年齢差、性別や職業は何なのか、などで評価が変わってくるのではないだろうか。新橋、丸の内、学生街で街頭調査してみた
◆世代や属性で不愉快に差は出るのか?~新橋のサラリーマン編~
職種によっては日頃から意識高い系ワードを耳にする機会が多いと予想される新橋のサラリーマンたちは、こういった言葉をどう捉えているのか。街頭で意見を聞いてみた。
結果、「IT系だと仕事中によく出てくるので慣れました」(29歳)という者がいつつも、総じて否定的な意見が目立った。中でも、30代前半までの若い世代のほうが、その傾向は顕著だ。「得意げに使うわりに意味をわかってない人が多いと思う」(27歳)、「知人がSNSで『スモールビジネスをコンサルした』と投稿していて失笑した。日曜大工でもしてヤフオクで売ったんですかね(笑)」(26歳)。
一方、40~50代の年齢が上のサラリーマンたちは、「へー、こんな言葉があるんだねえ」(51歳)、「別にいいんじゃない?」(44歳)と比較的寛容だ。若い世代のほうがネット上などで「意識高い系はイラつく」という刷り込みを多くされているからなのかもしれない。
また、「誰が言っていたら許せるか」に関しては、「すでに成功している人や本当に仕事ができる人、周りから尊敬される人などが使う分には気にならない」(26歳)といった意見が多く出たことから、言葉自体に拒否反応を示しているのではなく、実績や身の丈に合わない言葉遣いに対してあきれている様子がうかがえたのだった。
― 許せない[意識高い系用語]の境界線【3】 ―

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