更新日:2021年10月06日 08:08
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ド底辺キャバ嬢、緊急事態宣言中のキャバクラでプチぼったくりに遭う

緊急事態宣言下でも営業するキャバクラに突撃

新橋

飲食店の多い新橋。写真はイメージ

 日本人選手のメダルラッシュで盛り上がる東京五輪。しかし、その裏で、東京では過去最多の3000人を超える新型コロナの感染者数となり世間からは不安の声が上がっている。緊急事態宣言下での無観客開催の五輪だが、都内の夜の街は普段と変わらない人出を見せている。接待を伴うキャバクラは現在どうなっているのだろうか。五輪開会式の翌日、取材のために、あるキャバクラに突撃した。  7月24日、20時。新橋駅で食事を済ませた筆者は西口周辺を歩いていた。目的は夜の街の取材なのだが、18時に来たときは開いている店がほとんどなかった。日が暮れてからふたたび街に出たというわけだが、この日は土曜日。開いているスナックやガールズバーは数軒あるものの、どこもキャストの出勤が少ないという理由で断られてしまった。

案内所経由でも油断はできない

 仕方ないので無料案内所へ行き、すぐに行けるキャバクラを紹介してもらうことに。まず、ここで注意したいのだが無料案内所だからといって100%優良店ばかりではないということ。  案内所で紹介されたキャバクラは通常料金から割引されて1セット4000円でリーズナブルだと感じた。しばらくすると店の従業員が迎えに来て、店に案内された。店は西口から少し離れた裏通りにあり、一見してでは分かりづらい場所にあった。  店内に入ると、まず料金説明をされた。通常、この時間は1セット5000円のところ4000円。税・サービス料は37%。ちなみに割り物はミネラルウォーターのみ無料と言われたのでウーロン茶(2000円)を注文することにした。この時点では、1万円弱程度だろうと予想していたのだが……。
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ねだられたドリンクの罠
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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