「ゆとり世代」とくくられることをどう思う? 20代に聞いてみた
―[[嫌われる20代]を自己分析する]―
ダメな若者の代名詞のようにゆとり世代と呼ばれ続ける20代。そもそもゆとり教育を受けはじめたのは’87年4月2日生まれから。とはいえ、20代全般をひっくるめて「ゆとり」と言われてしまうのだが、そんなくくりを彼らはどう思っているのだろう?
アンケートを取った結果、自分をゆとり世代だと思った人のうち、実に6割以上が「間違っている」と回答。やはり、そういったカテゴライズに本人たちは嫌気が差しているようだ。さらに直接話を聞くとその印象は強まった。
「同じ教育を受けただけで、全員一緒にされるのには違和感がある。未熟なとこが目立つから、年上から見ればみんな一緒かもしれませんけど……」(27歳・女性・福祉)
そんな不満を持っている20代だが、その一方で、ゆとり世代だと自覚する人もいる。しかも、その理由の多くは「自分を客観視して」という答え。他人からの指摘ではなく、自覚している20代は半数以上にのぼるのである。
「周りから刷り込まれてる部分もあるかもしれないけど、仕事で失敗すると自分でも思っちゃいますね(苦笑)」(24歳・男性・営業)
最後に一番気になる疑問だが、「ゆとり世代だと感じた原因を改めようかと思うか」という質問には、半分以上が「思う」と答えた。少なく感じる人もいるだろうが、「ゆとり」と蔑まされる自身を変えたいという意志を持っていることに目を向けようではないか。
「やっぱり大人として自分を見たとき、情けないところはある。ちょっとずつでも直したい」(28歳・男性・旅行代理店)
Q1.ゆとり世代というくくりをどう思うか
・正しい…36.5%
・間違っている…63.5%
Q2.ゆとり世代だと感じた理由
・自分を客観視してそう感じた…51.9%
・新聞・TVなどの報道…25.9%
・上司・先輩からの指摘…15.7%
・家族からの指摘…3.7%
・その他…2.8%
Q3.ゆとり世代だと感じた原因を改めようと思うか
・思う…53.7%
・思わない…46.3%
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