恋愛にセックスは必要ない! 性欲なしカップルは、人工授精で出産を検討中
最近は草食系の上をいく“絶食系男子”なる言葉があるが、セカンド童貞歴7年の島村晃司(仮名・38歳)さんもそんなひとり。「昔から女性に対して、ヤリたいとかムラムラした感情が湧くことは皆無だった」と話す。
「若いときはそれで悩んだこともありましたね。俺、ゲイなのかなって思ったりもしたけど、男性で興奮することもなかったですし、ますます訳がわかりませんでした」
20代の頃は3人の女性と交際。いずれの相手とも自らセックスを誘うことはなく、毎回相手に求められて応じていたという。
「別にEDではないですし、やろうと思えば普通にできます。でも、自分の恋愛観ではセックスを必要としていないんです。むしろ、なくてもいいくらい。いつも元カノたちの要求に応えるのがツラくなり、僕が避けるようになって別れるのがパターンでした」
それで20代後半からは恋人もつくらず、仕事生活を送っていたが3年前に友人の結婚式で知り合った4歳年下の女性と交際。なぜ再び付き合うことにしたのか?
「彼女もセカンド処女で、恋愛にセックスは必要ないとの考えの持ち主。つまり、僕と似た価値観を持っていたんです。キスや抱きついたりはするけど、Hはなし。それでも今もラブラブですよ(笑)」
互いに納得しているなら今の状態でいい気もするが、「そんなに単純な話でもない」と島村さん。
「僕も彼女も一人っ子のため、両親から『早く結婚して、孫を見せて!』ってプレッシャーがキツいんです。二人とも子供は欲しいですけど、そのためにセックスしなきゃと思うと本当に憂鬱。割り切って考えればいいのですが、二人にとってはそれが一番の不安ですね。だから、彼女とは人工授精の方向で話し合っています」
性欲の薄い人間にとってセックスとは、むしろ回避したい行為なのである。
※写真はイメージです
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