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起業も投資もしなければお金持ちにはなれない――『お金持ちの教科書』著者が提言

 お金持ちの行動分析から成功パターンを導き出し自らも実践、現在は億単位の資産を運用する個人投資家の加谷珪一氏。富裕層の定義である「純金融資産1億円以上」を達成するなんて、夢のまた夢のようにも思えますが、平凡なサラリーマンにもチャンスはあるといいます。その方法論について直撃しました。

起業も投資もしなければお金持ちにはなれない――『お金持ちの教科書』著者が提言――加谷さんご自身、サラリーマンから「お金持ち」になられたわけですが、実際にお金持ちになるには、具体的にどうしたらよいのでしょう?

加谷:こう言ってしまうと夢がないようですが(笑)、お金持ちになるには、3つの方法しかありません。

・スーパーサラリーマンになって、とんでもない高額の給料を稼ぐこと。
・自分で事業を始めること。
・投資をして儲けること。

 この3つだけです。宝くじに当たるというのもあるかもしれませんが、これはまあ、あまり現実的ではありませんよね(笑)。となるとお金持ちになる方法は、この3つしかありません。

 ただ、一つ目の「高給取り」になったとしても、得られる給料には限度があります。外資系の金融マンに限っては億万長者になる可能性はあるかもしれませんが、普通の会社のサラリーマンであれば、その可能性はないに等しいと思います。

 となると、残る方法は2つ目と3つ目の「事業を起こす」「投資をする」です。

 この「起業」と「投資」というのは、フルタイムでやらないといけないかというとそんなことはなく、「週末起業家」の方も実際にいらっしゃいますし、投資も会社に勤めながらできることです。億万長者になるには必ずしも青年実業家にならなければいけない、という必要はなく、起業か投資のどちらか、あるいは両方を組み合わせてやっていけばいいんですね。逆に言えば、「起業も投資もしなければお金持ちにはなれない」と考えたほうがいいと思います。

――億万長者になるために、いきなり仕事を辞めなければいけないわけでもないのであれば、そんなに難しく考える必要はなさそうですね。ちょこちょこ投資してみるとか、休みの日に小さな事業を始めてみるとか。

加谷:むしろ、そこから始めることが大事だと思います。ちょっと厳しいことを言うようですが、そういう小さいことをちゃんとできない人は、大きなことをやっても基本的にうまくいかないと思います。

――事業や投資を始めるのなら「いつ、何を実行するか」計画を立てなければいけませんが、その際に、お金持ちになりやすいタイミングというか、時期というのはあるのでしょうか。

加谷:ビジネスチャンスはいつでもありますので、思ったときが買い時、やり時です。ただし、そうは言っても環境のいい時期、悪い時期というのはあります。

 バブルになっている時や、世の中全体が前向きになっている時はやはり事業が展開しやすいですし、投資もうまくいきやすいので、投資や事業を始めるチャンスだと思います。逆にバブルの頂点でこれからは下り坂、というときに事業を始めてしまうと、どうしても損をする方が多いので、避けたほうがいいと思います。

【加谷珪一】
かや・けいいち 1969年生まれ。東北大学卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務に従事。その後、コンサルティング会社を設立し代表に就任、中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事。『お金持ち』特有の行動パターンを解き明かした「お金持ちの教科書」、ビジネス成功者の法則を探った「出世の教科書」など複数のWebサイトを主催。

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