恋愛・結婚

大都市から地方への“出稼ぎ風俗嬢”が急増中

 長引く不況によって女性が稼げる風俗に流れ込み、大都市では供給過多になり競争が激化する一方、活況にあるのが地方都市の風俗だ。地方への“出稼ぎ風俗”を手配する新宿スカウトマン氏は、リアルな内情を語る。 出稼ぎ風俗嬢「震災を機に東北の風俗が盛り上がったのは周知の事実として、その後も北陸や北関東、山陰など、地方の風俗の需要は高まっています。以前の地方の風俗といえば、安いけれど女性のレベルも低かった。そこで『多少高くてもかわいいコがいい』というニーズが生まれ、都心から女性が派遣されるようになったんです。女性にとっても、身元がバレにくい出稼ぎは働きやすく、店から1日数万円といった最低保証が出るので競争過多の都心よりも安定して稼げるんです」  レベルの高い女性なら1日で10万円稼ぐことも。さらに、“出稼ぎ嬢”の増加は地方の風俗ならではの「出会い」を生んでいるとか。 「出稼ぎに来る期間が決まっているので男性側は気に入った女性に集中的に指名を入れ、何度も通う。すると本気になってしまう女性も多く、何かと疲弊する都会から離れ、恋愛関係になるケースが増えてますね」(新宿スカウトマン氏)  こうした「出会いの場」としての機能は、ワリキリ素人にも顕著だと語るのはノンフィクションライター・中村淳彦氏。 「出会いカフェなど“ワリキリ”は、自分でお客を見つける労力がかかるうえに安定した収入も保証されないので、養ってくれる男性を探している女性が多い。ただし、そういった素人は普通の風俗で働けない女性も多く、とんでもない化け物がいるのも事実ですが……」 【新宿スカウトマン氏】 風俗嬢スカウトマン。出稼ぎ風俗嬢のスカウトを中心に、新宿で10年以上活動する現役スカウトマン。ブログ「出稼ぎ風俗|新宿スカウトマン日記」も更新中 【中村淳彦氏】 ノンフィクションライター。企画AV女優に焦点を当てた『名前のない女たち』(宝島社)で脚光を浴び、以降も風俗業界を精力的に取材。著書に『日本の風俗嬢』(新潮社)など ― 二極化する[SEX産業]の正しい歩き方 ―
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